マイペースの論理2016年7月〜12月

惺式文歌邸

 

2016.12.31  腹いっぱいの年越し蕎麦
 晴天の大晦日。
 一人、家に籠り、あれこれ書く。読書もした。
 午後から掃除。窓ガラスを雑巾で拭いたりする。玄関の扉など普段は全然気づかないけど、実際に拭いてみたらこんなに汚れているものなのだ。まあ、綺麗になったよ。
 夕食時、たくさん蕎麦があるから、思う存分に食べてみようということで、年越し蕎麦と蜜柑だけの夕食で、腹いっぱい。こういう日があっても良いよね。 
 明日は初日を拝む予定だから、早々に寝た。おやすみ。
 ではまた来年。
2016.12.30  カレンダーがない
 好天。でも寒い。
 午前中あれこれと書く。
 昼食後、買い物に出る。来年度の箸などを買った。
 毎年屋内に三つか四つのカレンダーを設置してきたけど、今年はどうしてだかまだ一枚も届いていない。このままではカレンダーの一枚も無しに新年を迎えることになりそうだ。金融機関なり、商店なり、毎年どこかがくれていたのだけど、貰えないのならばしようがない。気に入ったのを一枚買うか。べつに買ったって良いわけだしね。うむ。
2016.12.29  小学生だって読める
 朝方、洗濯機で洗った衣服を干そうとしたら、雨になる。がっかりして、相方さんに「晴れたら干すように」頼み、外出しようとしたら、晴れた。なんなのだろう。
 大晦日は忙しいので、きょう散髪をする。それから本屋ほか数件に寄り、戻った。
 午後あれこれと書く。
 うちの小学五年生の子どもが、僕の本棚から芥川賞受賞作「コンビニ人間」を取り出し、読んでいた。芥川賞受賞作を難解だと決めつけている人も世の中にはいられるようだけど、小学生にだって読めるものなんですよ。どれほど理解できたかどうかは謎だけど。ともあれ、
 「煙と草で何と読むの?」
とか、こちらに尋ねているところが小学生ということですね。
 「”たばこ”だよ」
 「草って”こ”と読むのか」
 違うって。
2016.12.28  薄っぺらな略歴
 朝目覚めたら、頭の中でワム!の「ラスト・クリスマス」が流れている。夢の中でも聞こえていたのかもしれない。全然ジョージ・マイケルのファンではないのに、そんなに訃報が心に残っているのか、それともまだクリスマス気分が抜けないのか、どちらだろう。まあ、どちらでも良いや。
 寒い快晴。
 午前はうちで一人あれこれ書いた。
 昼食に焼きそばを食べてから、読書。
 文庫本で大岡信氏の年譜を読み、その充実した記述にため息が出た。僕の年譜を書けと言われても、たいして書くことない。一篇の詩、一首の歌を仕上げることにただ精を出してきたから、略歴としては薄っぺらなものだ。どちらが良いというものでもない。ただ世間のウケは充実している人の方が良いだろうな。気にしてもしようがないから、僕は僕なりにやってゆくほかないのだろうけどね。
 二十一時半過ぎに地震。幸い驚くほどではなかったね。
2016.12.27  海の声
 雨。こんもりと暖かい。
 屋内であれこれ書いて過ごす。
 午後は年賀状の続きを書き、投函しようと外へ出たら、晴れていた。その代わり少しずつ冷えていった。
 噂には聞いていたけど、桐谷健太の「海の声」を初めて聞いた。悪い歌ではないけれど、僕にとって「海の声」といえば、やっぱり若山牧水の歌集のタイトルだな。この歌集には好い歌が多いよ。でも、桐谷君のいっぱいいっぱいなヴォーカルと三線の独特の音色も捨てがたい味があるよな。ただし歌詞はたいしたことない。代わりに書いてあげたいよ。でも、この曲、オリジナルはBEGINで、桐谷君のはカバーなんだそうだ。やっぱり沖縄だね。ちなみに、うちでは『おきなわソングス』というCDをここ十年以上もたびたび聴いてる。なんだか惹かれるものがあるのかなあ、沖縄に。また行きたいよ。
2016.12.26  ラスト・クリスマス
 曇天。
 午前、所用で駅前周辺をうろうろ。書店で手帳など数冊を買う。
 家に戻り、サンドウィッチを食べた後、クリスマスに「ラスト・クリスマス」の作詞作曲者ジョージ・マイケルが亡くなったとテレビで知った。享年五十三歳だって。同世代だ。ちなみに”last christmas”とは「最後のクリスマス」ではなく「去年のクリスマス」という意味だと、高校の授業で習ったな。でもジョージ・マイケルには「最後のクリスマス」になってしまったのか。合掌。
 それから読書。ティータイムを経て年賀状を書く。
 湯槽でなんとなく「ラスト・クリスマス」を鼻歌で唄った。まだクリスマスシーズンだものな。
2016.12.25  クリスマスの駅前
 寒い。でも晴れている。
 午前中は読書で過ごす。昼間はただゆったりと暮らした。
 夜バスに乗って外出。同じバス停から五人も乗り込んだのに、そこから終点まで一人も乗ってこなかった。こんなこともあるのだな。
 昨日まで駅前で募金をつのっていたサンタクロース姿の外人がいない。イヴが終わったから募金もやめたのだろうか。たしかに人通りも昨日までと比べ異様に少ない。そういう日になってしまったのだな。
 誰とも口を利かず、あれこれ書く。
 そして夜が深まるほどに一層冷え込みが増していった。また風邪をひかないかどうか心配だ。
2016.12.24  クリスマスソング浸け
 クリスマス・イヴ。
 昨日よりは冷えるけれど、暖かな日差しが照りつけている。
 朝から一人で家に籠り、あれこれ書いた。
 ティータイムにはドイツのクリスマス菓子シュトーレンを食べる。
 クリスマス気分が盛り上がり、風呂では湯槽に浸かりながらクリスマスソングを次々に唄う。それにしても「きっと君は来ない」とか”World is so wrong”とか唄いながら上機嫌になってゆくのは、変といえば変だ。本当に「世界はとても悪い」からな。
2016.12.23  影の薄いオバマさん
 昨夜から信じられないほど生暖かい。以前から予報されていた通りだから驚かなかったけれど、心の準備がなければ、何を着れば良いのか迷うところだった。とりあえずセーターは着ない。その代わりひどい風が吹いた。
 午前中は年賀状をパソコンで印刷しながら、読書。
 午後あれこれ書いた。
 あいかわらずトランプ次期米大統領が問題発言を繰り返している。まるでもう大統領に就任したみたいだ。おかげでオバマ現大統領の存在感がすっかり薄れてしまっている。就任するまでもう少し遠慮というものがあっても良いのではないだろうか。どうせ来年には本当に大統領に就任するのだから。困ったことに。
2016.12.22  今夜は柚子湯
 朝方晴れていたのが、それから微雨が散らついたり、日が差したり、不安定な天気。
 朝食を終え、外出。所用であちらこちら移りながら、待ち時間に読書。ずいぶん読めた。
 薬局ではテレビが糸魚川の大火を延々と報じている。歳末のせいか一時間も待ったので、炎をずいぶんと視た。
 昨日の冬至に風呂に浸からなかったので、今夜は柚子湯にする。昨日の冬至と日照時間は数十秒しか違わないそうだから、今日でも大差はない。好い薫りだった。
 夜いきなり嵐になる。ひどい雨と風。こんな日もあるということかな。
2016.12.21  今更ながら「ビートルズ1+」
 快晴。
 午前中あれこれ書いていたら、郵便が届いた。先日ネットショップで購入した「ビートルズ1+」だ。CD1枚とDVD2枚のセット。数年前に新譜として発売された時にも買おうかどうか迷ったのだけど、今回CD1枚分よりも安価な品を見つけ、瞬時に購入ボタンを押していた。だからさすがにまともなシロモノかどうか不安で、届くと、昼食後すぐに無事に鑑賞できるかどうか確かめた。無事だ。良かった。内容についてはいろいろ思うところはあるが、今更言うのもなんだから何も言わない。予想通り既に見慣れた音と映像がほとんどだった。でも、せっかく手に入ったのだから、それを喜ぼう。それにしてもPVの映像をこうしてDVDとして手元に置いておけるなんて以前は考えられなかった。好い時代になったということか。もちろん悪い時代になったこともあるのだけれど、それはまあ今はともかく。
 先月下旬にうちの子どもの誕生日があったのだけど、病気やらなんやらいろいろあって、本日やっとケーキとお祝いの食事をした。料理は子どものリクエスト通りだったのだけど、肉料理に使った料理酒の味がお気に召さなかったようで、子どもにははなはだ不評だった。しようがないなあ。
2016.12.20  ノンカフェインコーヒー
 晴れている。
 朝食後すぐに近所あちらこちらで所用をすませる。年の瀬だから郵便局で年賀状を買ったりもした。すでに案は書き上げてある。後は印刷して宛名を書けばよいだけ。それがいつできるかが謎なのだけどね。
 帰宅後あれこれ書いた。
 ティータイムにノンカフェインコーヒーを初めて飲む。たしかにコーヒーの味はしないでもないけれど、なんだか物足りないな。まあ胃にはこの方が健康に良いのだろうけれど。先週金曜日に風邪で寝込まれたという御高齢の陛下が早くも今日公務に復帰されたと聞かされては、負けていられない気にもなるよね。
 そして夜またあれこれ書いた。
2016.12.19  胃がビックリ
 冷え込んだ晴天。
 朝食を終え食後の薬を飲んだところで、急性胃腸炎の薬が尽きた。しかし医院に出かけ、次の薬を出してもらうほど病状はひどくない。とりあえず一日様子を見ることにした。
 白昼あれこれ書いて過ごす。
 夕方、外出。相方さんがホットの缶コーヒーを買ってくる。寒いので一口飲んだら胃がビックリしたような感触があった。やっぱり全治には早かったか。それ以上は飲むのを控えた。
 それでも夕食は普通に取る。当然だね。
2016.12.18  神ってる その2
 雲が多い空の日曜日。
 午前中からJRに乗り遠出。しだいに晴れる。ゆっくりベンチで読書でもしようと思っていたのが、なんのかんのあって、ショッピングモールで買い物して帰ることに。なんだか疲れた。
 夕方あれこれ書く。
 広島の鈴木選手が「神ってる」と評されたことについて、これが広島の緒方監督の言葉とされていることがどうにも納得がいかない。この言葉はインターネットの世界ではもちろん世間のあちらこちらで既に使われていた筈で、緒方監督も「今風の言葉で言えば”神ってる”」と引用であることをはっきり広言していたのに、マスメディアが相も変わらず「緒方監督の発言」扱いにするのがなんとも解せない。それは正確ではないし、真実でもない。「名もない一市民」こそがもとの発信者だ。そこのところ自覚してほしいね。
2016.12.17  コーヒーを注文したのだけど
 早朝とても冷え込んでいたのが、たちまち気温が上昇してゆく。外出した時コートが要らなかった。そんな気候。
 午後、外出し、店に寄る。コーヒーを注文したのだけど、まだ喉が本調子ではないので、結局一度も口をつけなかった。咳が止まないうちは全治したとは言えないな。そして読書。三冊を一気に読み終える。悪くない。
 夜あれこれと書く。また寒くなってきた。朝晩はしようがないかな。
2016.12.16  全快にはまだ
 ずいぶん汗をかいて目が覚めた。快気明けだろうか。今朝も冷え込んで晴れている。食事は平静に復し、でもまだ鼻声だし、喉も痛い。全快にはまだかかるかもしれない。
 ひさしぶりに正常な朝食。それからは元気にあれこれ書いた。
 今週初めてマンガ以外の本を読む。毎日欠かさず何か読むのが当然の日々だけに、元気が出てきたことを実感した。
 夕食に白いご飯が出た。先週の土曜日以来。ちょっとだけ感動したね。
2016.12.15  やっとまともな食事に
 ようやく雨があがる。
 朝食は具のあるスープにチーズハムトースト半切れ。やっとまともな食事にありつけた。
 ひと寝入りして、風呂で湯を浴びる。それからはパジャマ姿ではなく、普段着に。
 昼食はお粥。病人食だけど、今は快気間近の食事という気がする。
 夕方、雑用で近所へ出歩く。町を歩くのもひさしぶりだ。よりいっそう寒さが厳しくなったような。そういう時季だものな。
 夕食は普通の晩飯を半分ほど食べた。咳もいくらか治まり、平癒に向かっていると実感する。明日には普通に起きられそうな気がする。ほっ。
2016.12.14  アレルギーで逮捕
 本日は僕の誕生日。
 雨があがったばかりの朝。ポタージュスープだけで食事を終える。ついにオスプレイが国内の海上に落ちて大破したニュースを聞いた。それから再び安眠。
 また雨になった。
 昼食は具入りスープとパン。固形物を口にするのはひさしぶり。
 短い時間に書き物をする。大半は寝転んで過ごしていたのだけど。一度起き出してアップルジュースを飲む。
 夕食は具の少ない粕汁とプリン。いよいよ正常な食事も間近という気がしてきた。そうであれば良いのだけれど。
 報道によれば、牛乳アレルギーの娘に牛乳を飲ませようとした実の母親が殺人未遂で警察に逮捕されたとか。どうやら日本社会ではしだいにアレルギーというものが理解されつつあるらしい。めでたいことだ。甲殻類アレルギーの僕にとっても、それは他人事ではないからね。
2016.12.13  病状
 晴れているようだ。
 朝食に具のあるスープを飲んだ。発病以来初めてまともなものを口にしたことになる。食べ終わったら、なんだか疲れ、そのまままたぐっすり寝入ってしまった。
 午前十一時ごろ起きる。あまり寝てばかりいるのもなんだので、机に向かい、あれこれ書いた。
 昼食を食べ終え、またひと休み。夕方に起き出し、またあれこれ書いた。
 しだいに日は陰り、夜には雨になる。咳も、鼻づまりもひどい。
 夕食に柔らかいのでかぼちゃの煮っころがしを食べたら、また吐き気に襲われるようになった。振り出しかな。
2016.12.12  昼飯はアップルジュース
 冷え込み厳しい晴天の朝。
 食べられなくて昨夜と今朝具のない味噌汁だけを飲み医者に会いに行く。診断は急性胃腸炎。つまりおなか風邪だ。医者いわく、
 「そんな格好して、これから仕事に行くつもりじゃないだろうね」
 いえいえ、これはお医者様に敬意を表するための姿。仕事ならパジャマ姿でもやってしまいます。
 昼飯はアップルジュースだけにして,パティ・スミスがノーベル賞授賞式場で唄う録画映像を観た後、さっさと寝た。
 寝転んでいるだけにするつもりだったのに、何度も寝入ってしまった。疲れているのだろうか。それとも病気のせいか。
 晩飯は具のない味噌汁だった。
 ではおやすみ。
2016.12.11  体調は土砂崩れ
 昨夜は寝入り端からして異様に寒かった。もう一枚よけいに毛布をかぶれば良かったかな。鼻ずまりで苦しい。
 朝からクリスマスツリーを飾る。今年は飾り付けをほとんど子どもに譲った。もうやろうと思えばこれくらい問題なくできるのだ。やれるならやらせれば善い。
 午後しだいに頭がぼんやりしてくる。おまけに寒気も。完全に風邪気味だ。CDでも聞きながら安静にしていることにした。とりあえずホームページとフェイスブックの更新は夕方にすませておく。夕食前いよいよ体調は土砂崩れに崩れていった。嘔吐感まで。このぶんではたぶん明日は医者だな。やれやれ。
2016.12.10  ”Come, come, money!”
 晴れているけど、昨日より幾らか寒くなった。
 午前中は一人あれこれ書く。
 午後子どもを連れて散歩。その先で読書。
 帰宅後ゆったり映像作品「イート・ザ・ドキュメント」などを観て過ごす。主人公はボブ・ディラン。今時のドキュメンタリーが新書かノンフィクション物だとすれば、これはかつての現代詩のように難解なシロモノだ。作った本人はそれが狙いなのだろうから批判してもしようがない。特別出演のジョン・レノンが車の後部座席で”Come, come, money!”と叫んでいるシーンが一番印象に残ったな。すでに見慣れたシーンだからかもしれない。曲をこま切れにしないでディランがフルコーラス唄っている映像をもっと増やせば印象は全然違ったと思う。まあ、ないものねだりをしてもしようがないか。
 夜またあれこれ書いた。
2016.12.09  睡魔と闘いながら
 しだいに気温が上がり、ぽかぽか陽気に。
 暖かくなると眠くなる。朝から睡魔と闘いながら読書。うっかりすると眠ってしまいそうでいけない。それでもなんとか起きている。
 午後あれこれ書いた。
 小学校から帰宅した夜に子どもが出かけるので、夕方一緒に風呂に這入る。
 また一人になり、あれこれ書いた。
2016.12.08  鳥たちの風景
 朝食後ぶらりと出かけ、雑用を片付ける。ひと段落してからベンチに腰掛けて本を読んだりもした。
 朝方は冷えていたのに、しだいに日差しがぬくぬくと体を暖めるようになる。ジャンパーが黒なので、いっそう暖かかった。
 ひさしぶりに源平池のほとりのベンチに座り、さまざまな鳥たちを眺める。普段通りの鳩や鴨ばかりではなく、カモメまで泳いでいた。そんな鳥たちの風景を眺めつつ昼食のパンを食べる。
 午後は人と会い雑談に時を過ごした。
 夕方ようやく家に戻り、あれこれ書く。しだいにまた冷えていった。
2016.12.06  水葬
 今日も暖かい。
 朝食を終え、すぐに駅前へ向かう。帰路にパン屋へ寄り昼食を買って帰ろうと思っていたのに、どのパン屋もすべて休み。こんなことってあるのだなあ。コンビニに寄る気にはなれなかったので、昼食は味噌ラーメンにした。
 午後あれこれ書く。
 水槽のメダカが一匹死んでしまった。二匹のうちの大きい方だから、寿命なのだろうか。魚だから庭に沿って流れている川に水葬した。暖かいせいか、生き残った方はここ数日静かにしていたのが嘘のように元気に泳ぎ回っている。生と死の好対照に暗然となった。
2016.12.05  どこの生まれだろうと
 上着が要らないほどの気候。
 午前中人と会う。しきりに出身地について尋ねられた。べつに隠すことでもないから正直に答えたけれど、はっきり言って煩わしい。どこの生まれだろうとかまわないではないか。先のことは知らないけれど、今住んでいるのはここなのだから。
 午後あれこれ書いた。
 少し気が早いけど、蛍光灯を付け替える。それだけで部屋はぱっと明るくなった。新年を迎える気分になれるよ。
 ウィルス性胃腸炎に罹っていた子どもはどうやら平癒したらしい。普段の半分ほどの量とはいえ、夕食を普通にとっている。ほっ。
2016.12.04  川端にも、遠山にも
 好く晴れた日曜日。
 ゆったりと過ごす。つまりぼんやりしている。それで時は過ぎてゆく。
 午後、駅前へ出る。いつも通る道。でも今日は殊に紅葉があざやかで、目が楽しい。川端にも、遠山にも、カエデやサクラが色づいていた。
 帰宅後あれこれ書く。こんな日も書かずにはいられないんだなあ。
 夕食後、雨になる。少し暖かくなったよ。
2016.12.03  子どものウィルス性胃腸炎
 快晴の土曜日。暖かい。
 子どもがウイルス性胃腸炎に罹り臥せっている。その横であれこれ書いた。
 子どもが赤ん坊だった頃はウィルス性胃腸炎に薬がたっぷり出たのに、今の掛かりつけの医者は絶食を勧め、薬なんか全く出さない。それで治るのは前回の罹患時に証明済みだから、なんの心配もしていない。それにしても十年程でこれほど治療法が改まるものなのだな。進歩したなら善いことだ。
 相方さんは買い物に行き、安売りしているからと来年分の蛍光灯等を買い込んできた。そんな季節なんだな。
 町は紅葉狩りの観光客でごった返しているらしい。僕は一日中部屋に籠もりっぱなしだ。そんな日があっても良いよね。
2016.12.02  神ってる
 暖かな晴天。
 午前中雑用で駅前をうろうろする。
 帰宅後あれこれ書いた。そんなことをしているから昼食は二時半になった。
 夕方再び外出。ATMに五回も立ち寄る。やっぱり雑用だな。待ち時間にベンチで文庫本を読む。ささやかな安らぎ。
 夕食後もう一度あれこれ書く。これが生活。いや、これも生活。
 今年の新語流行語大賞は「神ってる」だそうです。「神がかってる」の略語だそうですが、僕はこういう省略は好きじゃないのです。「神がかってる」では流行語にならなかったでしょうがね。でも、たしかに新語で流行語です。今年を飾るにふさわしい語ではあったのでしょう。
 ところでカジノ解禁法案が国会で可決されたとか。治安の悪い国になりそうだな。
2016.12.01  物語の力(ちから)
 起床後、雨の下すぐに家へ飛び出し、バスに乗り、映画の日だから映画館へ行く。
 「君の名は。」を観た。
 途中でちょっとパニクる。作中、御神域で奇蹟が起こるのだが、一瞬何事が起こったのか理解できなかったのだ。けれど寡聞にしてそういう感想は聞かない。と言うことは、あの時空を超えた瞬間を観客達はあっさり受け入れているということか。神の領域ではどのようなことをも起こりうると? それとも設定がそもそも現実離れしているのだから、なんでもありで良いと? いや、観客達を納得させたのは、おそらく物語の力だね。確かに力強いよ。
 館外へ出たら、晴れていた。
 帰宅後スパゲティー・カルボナーラを食べ、再び外出。子供達のクリスマス音楽会を鑑賞する。
 ティータイム時、家に戻り、それからあれこれ書いた。
 夕方じんわり風が生暖かくなる。不思議な気候だな。
2016.11.30  ボヌフォワの巴旦杏
 晴れている。
 朝は散歩。
 午後ぼんやり詩集を読む。イヴ・ボヌフォワの詩を読んでいると、あまりにしばしば巴旦杏が出てくるので、これはどの巴旦杏のことなのか興味を持った。
 八百屋に普通に売っている巴旦杏は、ニホンスモモとも呼び、その白い花は春の季語で、芥川龍之介や森澄雄の句にもなっている。ところが学術的には巴旦杏とはアーモンド種でピンクの花を咲かせる。
 さてボヌフォワの巴旦杏はどちらなのか。フランス語の原文にあたっていないから想像するほかないのだが、ヨーロッパでは巴旦杏といえばやっぱりピンクのアーモンド種を指すのではないか。すると日本人が一般にイメージする果物の巴旦杏とはずいぶん違う。詩の印象もがらりと変わる。詩への評価は変わらないけど。すなわち佳い詩だ、でも僕の趣味ではないね。
 夜あまりに冷え込むので、昨日よりもさらに着込んで過ごした。
2016.11.29  大谷君と新井さんのMVP
 今年のパ・リーグMVPは日本ハムの大谷選手だった。まあ当然かな。セ・リーグは広島の新井選手。阪神ファンとしては「阪神在籍時にどうしてもっと打ってくれなかったんだよ」と恨み節が募る。新井さんが打点王を獲った時もっと祝福していれば結果は違ったのかもしれないな。わからないけどね。
 くもり時々晴れ。
 朝からあれこれ書く。
 相方さんの体調が悪く、晩飯はカップうどんになるかと思われたが、それでは誰も腹がふくれなくて、手作りピザを加えた。おかげで満腹になったよ。
2016.11.28  病気に罹れば
 今日も曇っている。
 由比ガ浜へ行った。沖はけぶり、よく見えない。ちょうど引き潮がしだいに上がってくる頃だったらしく、湿った砂浜を踏みしめながら、何度も波を避け後ずさった。
 そのまま駅前へ出て、買い物。
 家に戻り、それからあれこれ書いた。
 覚醒剤で逮捕された歌手ASKAの供述を読んでいると、この人は医者を全然信頼していないなと感じる。狂乱状態で警察へ電話したらしいけど、医者を信じていれば病院に電話したろう。有罪か無罪かは知らないが、これでは治る病気も治らないのではないか。病気に罹れば医者を信じるほかない。信じられなければ別の医者に係ることだね。
2016.11.27  年の終わりを実感するのは
 曇天。ときおり傘が要らない程度の小雨。
 朝から弁当のパンを持ち横浜へ出る。空き時間が長いので、本を携帯していったら、一冊まるまる読み終わってしまった。三冊ぐらい持って出れば良かったな。
 夕方、帰宅。
 大相撲中継を視る。僕の場合、九州場所が終わると急に年の終わりを実感するね。スポーツニュースも俄かに寂れてきて。また新しい年が来るのだなあ。少し早いか。
 日が暮れてから、強い雨に変わる。よりいっそう冷え込んだ。
2016.11.26  盛り上がった九州場所
 目覚めたら、昨日までの肌寒さが消えていた。真冬の格好をしたら暑そうなので、秋服を着る。暦どおりの気候に戻ったようで安堵。
 朝からハヤシライス。腹持ちがしそう。
 食後あれこれ書いた。そうして半日を過ごす。昼食は軽めにトーストだった。
 大相撲は横綱鶴竜が優勝し、稀勢の里が初めての年間最多勝を優勝経験無しで決めるという珍事もある。三横綱を相手に三連勝した翌日平幕にあっさり負けたり、まったく稀勢の里らしいね。それにしても白鵬は所詮は病み上がりだったな。なんにせよ客席は満員御礼続きで、九州場所だというのに、盛り上がってよかった。
2016.11.25  雪と紅葉
 快晴。それでも十一月とは思えないほど冷え込んでいる。
 円覚寺へ行く。堂宇に残った雪に紅葉が映えて美しい。弁天堂へ登ると、きれいに富士山が見えた。円覚寺からも富士山が見えるんだね。知らなかったよ。写真を数枚撮る。気に入ったのはフェースブックに載せよう。
 駅前で買い物をして家に戻り、あれこれ書く。
 昼食はひさしぶりにミスター・ドーナツ。支店が無くなり東急ストアの片隅で時々売るようになってから、むしろ品揃えが良くなった。この品揃えならば支店だって潰れなかったかもしれないのにな。
 午後再びあれこれ書く。
 夕方、所用で外出したら、朝よりもさらに冷え込んでいた。どういうことだろう。
2016.11.24  十一月の雪
 目が覚めた時は強い雨だったのに、いつしか大粒のぼたん雪となった。あっと言う間に積もってゆく。寒い。
 傘を差し、近所の店へ行き、コーヒーを飲みながら本を読む。ガラス越しに見える外は、吹きすさぶ雪の風景。コーヒーはたちまち冷えた。
 午後あれこれと書く。
 ティータイムになったと一息つけば、雪は止んでいた。外では子供達が雪合戦だ。
 日が沈み、雨となる。まもなく雪は溶けていった。明朝の路上凍結を防ぐためにはよかったかもしれないな。
2016.11.23  和製ボブ・ディランと文学賞
 くもり。時々日が差し込む。
 朝目覚めた時は今日が勤労感謝の日だなんてすっかり忘れていた。ずいぶんぼんやりしているな。
 インターネットをしていると、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したのだから日本のシンガーソングライターにもチャンスがあるのでは、という書き込みをしばしば見かける。でも現実にはそれは無理だろう。欧米では日本の歌曲はほとんど知られていないし、日本の文学賞は受賞対象を「新鋭の純文学の短編小説」とか「未発表応募作の短歌五十首」とか細かく指定しているものが多く、Jポップの作詞作品などの這入り込む隙はほとんどない。そういう隙があれば、おもしろいのだけどね。
 午後からあれこれ書いた。
 しだいに冷え込む。夜更け雨になった。
2016.11.22  夜明けの地震
 睡眠中に強く長い揺れを感じたけれど、眠くてそのまま寝ていた。ぼんやりと「何処が震源なのだろう。そちらはひどい被害かもしれないな」と思いながら、そのまま安眠。起床後、夜明け頃の午前六時前福島県沖が震源地と知った。幸い死者も倒壊した建物もなかったらしい。ほっ。
 晴天。
 朝からあれこれと書く。
 ときおりテレビやインターネットの地震情報を目にしながら。
 とりあえず物事は進んだ。まあ、良いか。
2016.11.21  眠いけど
 雨が降りそうな空。
 昨日の疲れが残っているのか、なんだか眠い。それでもいつも通りの時間に布団から起き、そのまま寝ないで活動する。
 今日は雑用で午前中から外出。家に戻り、昼食をとったら、急用が這入り、再び外に出る。それでも空き時間を見計らい、できるかぎり本を読んだ。案の定、午後三時頃、強く降ってくる。恨めしげに雨を眺めた。
 夕方、自室であれこれ書く。
 大相撲は、豪栄道と高安の場所後の昇進は今日の結果でほぼ無くなった。高安は陰ながら応援してやっていたから残念だ。緊張しすぎたかな。
2016.11.20  大磯にて
 明け方、大磯へ向かう。
 大磯駅からでたらめに歩いたら、まるで招かれたように鴫立庵に着いた。西行法師ゆかりの地と伝わるけれど、僕はそれをあんまり信じていない。それでもこの偶然には驚かざるをえないよ。
 でも今朝はあまり時間がないのだ。すぐ目的地の大磯港へ向かった。
 そこで大磯市(いち)が開かれていて、僕はサイン本を売らなければならないのだ。
 町はしだいに暑くなり、かき氷の販売所に長蛇の列ができている。
 港だけれど、波止場に塞がれて、沖はあまり見えない。それでも時おり海を覗きに出た。店はまずまずの売り上げでほっとする。
 帰宅後あれこれ書いた。
2016.11.19  朗読会
 はげしく冷たい雨。
 川ではカモが増水した流れに身を任せて遊んでいる。七羽もいた。
 建長寺へ行き、法堂で開催された「親と子の土曜朗読会六百回記念」を鑑賞する。子供も大人もよく通る声で元気いっぱいに声を発していた。
 朗読にはあまり良い思い出がない。あまり上手と評価された覚えがないのだ。一度くらい誰かが褒めてくれれば、また挑戦しようかという気にもなるだろうけれど、誰も望んでいないならば、する必要もないね。今ところそんな機会もないし。
 雨は小降りになっていたので、駅前まで歩き、喫茶でカレーライスを食する。それからも雑用を片付けてゆく。
 雨が止んだり、また強く降ったり、不安定な空模様。
 夜疲れて休んだ後、あれこれ書いた。
2016.11.18  落胆のあまり
 晴れている。けれど少々寒い。
 ゆったりあれこれ書いた。
 ティータイムはヨックモック。近頃ドゥーブルショコラプランという四角いクッキーが続いていたのが、今回は十年以上も間を置いてシガールという葉巻状のクッキー。本当に懐かしい。味わって食べた。
 大相撲は大関を目指していた高安が敗れ三敗、大関取りは崖っぷちとなり、敗戦後落胆のあまりゆったりとしか歩けない高安の姿が印象的だった。横綱を目指している豪栄道も完敗。もともと困難な道なのだから、こちらは落胆なんかしていないで明日からまた初日のつもりでやり直してほしいね。
2016.11.17  蕎麦湯
 ひさしぶりの晴天。しだいに暖かくなる。
 ぶらりと駅前へ出た。ベンチに座り、詩集を読む。
 昼食に新そばを食べる。もちろん蕎麦湯も飲んだ。きのう蕎麦湯を知らない人がいるとインターネットで話題になっていたからね。たしかに西日本では首都圏ほど一般化されていなくて、京都のにしん蕎麦屋で蕎麦湯が出てきたりはしないだろうけど、そもそも蕎麦屋が首都圏よりも少ないのが最大の原因なのだろうな。あちらではうどん屋で蕎麦を出すところがあるという感じだから。
 午後は人と話し込んだ。
 帰宅後あれこれ書く。あまり捗らなかった。
2016.11.16  この世界の片隅に
 くもり。昨日よりも冷え込んでいる。
 ただあれこれ書いて過ごした。
 こうの史代のマンガ「この世界の片隅に」がアニメ映画化され話題になっているそうだ。「夕凪の街 桜の国」は実写映画化されたよな。僕は原作マンガは読んだけど、映画は観ていない。今回もたぶんそうなるだろう。でもマンガは佳かったから、映画もヒットすると良いな。
 ただ漫画では幻想的なシーンと現実的なシーンが適度に交じり合っているところが良かったのだけど、映画でもそうなっているかどうか。なってなくて、現実的なシーンばかりでも良い映画になりそうだから、そこが少し気がかりではあるね。
2016.11.15  相撲とサッカー
 曇天。涼しい。
 何事もなく、あれこれ書いて過ごした。
 夜はテレビ三昧。横綱白鵬が一千勝を挙げるのを見届ける。白鵬が快勝した後、黙りこんでしまった解説の舞の海は、相変わらず白鵬嫌いが徹底しているな。よく仕事が来るものだ。それからサッカーW杯予選。ひさしぶりに視ていて気持ちの良い試合だった。それほど選手達が活発に動いていたという事。おもしろかった。
 昨夜見られなかったから、月を見に外へ出る。今夜は雲もなく、くっきりと好い月が見られたよ。
2016.11.14  スーパームーン2016
 いつ雨が降り出してもおかしくないような空。それでもなかなか降らない。
 朝食後すぐに家を出て、店でコーヒーを読みながら本を読む。なかなか悪くない気分。
 しばらくしてうちに戻り、あれこれ書いて過ごす。かなり捗った。
 今夜はスーパームーン。栗名月に菊屋八幡の栗羊羹を食べたのだから、本日のティータイムは同じ菊屋八幡の本練羊羹にした。美味しい。
 ところが夜が更けると、雨となり、ちっとも月は見えない。しようがないな。どうせ他の満月と比べて大差が無いのはわかっているのだから、気にするほどでは無い。月ならまたすぐに見られるよ。
2016.11.13  目が覚めたらびっくり
 ぽかぽか陽気。
 そのせいか目が覚めたら午前十時だった。びっくり。日曜日とはいえ、ちょっとだらけ過ぎている。そんなに疲れていたのだろうか。謎。
 遅めの朝食をとった後、白昼はゆったり読書に浸り、夜は一人で家に籠り、あれこれ書く。
 大相撲が始まっているのも、侍ジャパンが練習試合をしているのも知っていたけれど、映像はニュースで視た。仕事で視られないというのも悪くはない。大相撲はまた明日から視るのだろうし、WBC本番も生中継で視るのだろう。それで良いや。
 eメールが届いた。次の歌集販売が決定する。二十日の日曜日に大磯市(いち)でサイン本を売ることになった。お暇があれば、どうぞ。
2016.11.12  立派な実績
 快晴。ぐんぐん気温が上がってゆく。寒さに慣れかけていた体がびっくりしているよ。
 正午、駅前へ出て、昼食をとった。午後二時過ぎ、部屋に戻る。
 「そんなに立派な実績を揚げておきながら」
うんぬんというようなeメールを受け取った。
 僕は誰もしたことがないことをやるのが好きで、もっぱら詩歌句の方面でそうしたことをあれこれやってきたに過ぎない。だからベストセラーを出したわけでも、表彰を受けたわけでもない。見ようによっては、取るに足らない実績しか揚げていないようにも思える。とはいえ、そうした批判を受ける身ではあるのだ。これも天命なのだろうか。
 そうして暖かい部屋で一人あれこれ書いた。
2016.11.11  午後九時の買い物
 起床時は雨。正午前に止んだ。とても冷え込んでいる。
 思い出したように「ペンパイナッポーアッポーペン」という曲を口ずさみながら過ごす。なんだか唄いたくなるのが不思議。
 あれこれ書いて過ごす。
 午後五時前ふたたび雨が降り始める。所用で傘を差して出かけた。
 戻って来た時には、ほぼ止んでいる。近くの店よりもネットショップで買った方が安い品があったので、さっそく購入し、午後九時近所のコンビニに払いに出た。雨は止んでいたから自転車で走る。
 慌ただしい一日だった。
2016.11.10  メダカに餌をやる
 くもり時々晴れ。
 朝食後、水槽のメダカに餌をやる。飼ってみて解ったことだが、メダカという魚は実に恬淡とした生き物だ。餌を撒いても見向きもしない。これがコイならば餌を求めて群がってくるだろうに。それはそれで楽しむほかないのだろうな。
 駅前へぶらぶら出かけ、昼食を購入し、帰宅後食った。
 それからあれこれ書く。
 「トランプはトランプを取らんぞ」などと書こうとして、やっぱりやめた。ばかばかしい。そういえば合衆国の民主党は”Love trumps hate.(愛は憎しみに勝る)”というスローガンで選挙活動をしていたそうな。同じようなシャレだけれど、こちらの方が趣味は良いね。
 午後三時半頃から雨になる。夕食時には止んでいたよ。
2016.11.09  春と秋が消える
 早朝曇っていたのが、しだいに晴れてきた。
 今日も寒い。十月の初めまで異様に暑かったのに、こんなに早く寒くなっては、冬が早すぎるという気持ちだ。秋が消えかかっている。春も同様。これでは夏と冬ばかりで、春と秋はほとんど無くなってしまうのでは。四季がはっきりしていた日本の気候は、もはや春と秋がとても短いものになりはてようとしているのだろうか。残念無念。これも地球温暖化のせいなのかな。
 あれこれ書いて過ごす。
 正午からはテレビのNHKを点けたまま。
 米国の大統領選挙だ。予想通りトランプ候補が優勢で、そのまま逃げきった。米国民は賢明なリーダーよりも、自分達が飲み屋で酒でも飲みながらくだを巻いているような意見をテレビで堂々と発言している候補者を選んだのだ。民主主義の果てとしてなんというありさまだろうか。ただの泡沫候補がメディアに大きく取り上げられ、ついに一位に立つストーリーは、まるでAKB総選挙だ。この上はトランプ候補が選挙中に述べた公約が何一つ実現されないことを期待するほかないな。
2016.11.08  柚子風呂
 曇天。風もなく、冷えきっている。
 あれこれ書いて過ごす。
 しだいにいつ降っても不思議ではない空模様になってきた。夕食時ついに雨。
 寒くて、夕方に柚子蜂蜜を飲み、その皮で柚子風呂にした。洗面器にお湯を汲み、タオルを絞ると、柚子の薫りがほんのり漂う。心地良い。これならばお湯に浸かり甲斐があるというもの。そういうのが似合う季節になってきた。立冬が過ぎたということだろうか。
 零時、夜食にやなかしっぽや平塚店の焼きドーナツを食べる。やなかということは本店は東京の谷中だろう。油っぽくない棒状のドーナツに猫の足跡形の焼印が押されている。かわいくて、うまい。これはお薦めだな。
2016.11.07  政策と逆
 明け方は冷え込んでいたのに、しだいに暖かくなってきた。秋だな。
 朝食後、駅前へ出る。雑用を片付け、それからひさしぶりにパン屋の利々庵へ。以前よりも価格が手ごろで求めやすいものになっていた。政府のインフレ政策とは逆行だな。
 正午前後あれこれ書いた。午後はまた書いて過ごす。夜は夜でまた書くことがある。充実していると言えるかな。ともかく悪くないことは確かだね。
2016.11.06  あちらこちらに菊
 晴天の日曜日。
 朝から読書して過ごす。
 昼食の焼きそばを食べてから、ひさしぶりに衣張山を登った。山頂を超え、ハイランドの方へ下りると、黄色い菊があちらこちらに咲いている。紅葉も色づき始めていた。秋が深まっているのだな。
 夜あれこれ書いた。
2016.11.05  うまく言葉を返せず
 早朝曇っていたのが、しだいに晴れてくる。
 建長寺のお坊さんが夏目漱石について話すという噂を伝え聞き、聞きに行ってみるかと思っていたら、相方さんが寝込んでしまった。子どもに食事の準備などしなければいけないから、とても寺まで出かけてはいけない。
 朝昼二度も近所のパン屋に出かけ、
 「今日はたくさん買われるんですね」
と話しかけられたのに、うまく言葉を返せず、黙って頷く。少し長話になっても文句は言われなかったろうに。
 ともあれ雑事をすませる。
 相方さんは病状が回復したので駅の方へ出かけて行き、子どもはお稽古事でこれも外出して行き、家に一人になる。そしてあれこれ書いた。
2016.11.04  大丈夫なあさり
 晴れ。昨日と似たような気候だ。この町は、海沿いだからか、この季節でも湿度が高い。それも痛し痒しだ。
 今日は朝昼晩と三食あさり御飯。甲殻類アレルギー体質なものだから、少し不安だったけど、あさりが小さいせいか大丈夫だった。まあ、あさりは甲殻類ではないからな。
 そして晩御飯は今月ずっとおでんだ。冷えているから良いか。
 一日中あれこれ書いて過ごしたよ。もっと捗ったならば、なお良いのだけど。
2016.11.03  水草
 ひさしぶりに暖かな気候。
 駅へ出て、周辺をうろついた後、JRに乗り、買い物などする。ペットショップで水槽の水草を購入した。この店も近日閉店らしい。近頃次々と店が潰れている。不景気なのだろうか。
 帰宅後、読書。最近、昔読んだ本を再読することが多い。今日は『ジョンとヨーコ ラストインタヴュー』。意外と覚えていないものだ。記憶に残っている箇所を見つけると、ああ、やっぱり読んでいたと、納得するほど。現在はジョン・レノン研究が進展し、このインタヴューの内容と定説を比較することもできる。それはそれで有意義ではあるよ。
2016.11.02  まるで冬
 曇天。冷え込んでいる。
 午前中あれこれ書いた。
 寒いので、昼食はラーメンで暖まる。
 午後は資料の整理。思いの外、時間がかかった。
 深夜、雨になる。近頃、雨が多いな。それも冷たい雨だ。まるで冬だな。
2016.11.01  島隠れゆく舟
 とても強い雨。
 バスで駅前へ出た。散髪屋に寄る。前回来た時は、その日から頭が痒くなり、一ヶ月以上も悩んで、治った。今回は切った後も、ちっとも痒くなくて、安堵。
 帰りは小雨に変わったので、歩いて戻った。
 それからあれこれ書く。
 昼食後、人麻呂の歌集を拾い読み。古代中世には人麻呂の最高傑作とされながら、二十世紀には人麻呂作ではないというのが定説だった「ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れゆく舟をしぞおもふ」だけど、最近はそこまで否定的でもない意見も出てきているらしい。僕も賛成。良いことだ。
 いつしか快晴。それでも暖かくはならなかった。
2016.10.31  今年のハローウィン
 ハローウィンはくもり空。あまり暖かくはならない。
 朝食後すぐ駅前まで歩いて出る。
 昼食はカレーライス。
 それからあれこれ書いた。
 ティータイムはハローウィンのマークが印刷されたお菓子。チョコレートや飴など。
 夕食はカボチャの煮っころがし。もちろん普段着で。
 これがうちのハローウィンのすべて。それでも参加したような気になっている。べつに参加しなくてもかまわないのだけどね。
2016.10.30  ハローウィンのマリオ
 小雨交じりの寒い朝。周囲はジャンパーやダウンジャケットの人々でいっぱいだ。僕は上着なしの秋の装いでいたのだけれど、そんな人はあまりいない。この寒さだからな。
 上野へ出て、遊ぶ。禅画を鑑賞したり、シーボルトが収集した動植物の標本等を見て、楽しんだ。
 いつしか雨は止んでいた。
 ハローウィンが近いから、仮装している人達をしばしば見かける。中にマリオ姿の小学生がいた。ハローウィンは西洋の魔物の姿をするのが定番のはずだけれど、仮装ならなんでもありの雰囲気になっているのかな。魔物扱いをされたらマリオもかわいそうな気もするけれど、リオの安倍マリオと違って、かわいらしかったから良いか。そういえば現都知事は去年魔法使いサリーに仮装していたっけ。
 夕方、帰宅後あれこれ書いた。
 午後十時過ぎの風呂上り、寒さに思わず足が震える。そういえば今日は真冬のような空だった。秋は何処へ行ったのだろう。
2016.10.29  ペンパイナッポーアッポーペン
 曇天。今日も涼しい。
 朝からラーメンを食べ温もる。
 それからあれこれ書いた。
 夜、プロ野球日本シリーズとフィギュアスケートGPの中継を交互に視る。どちらもおもしろかった。
 最近毎晩「ペンパイナッポーアッポーペン」のPVを見ている。くだらないと言えばこんなにくだらないものもないのだけれど、なんだか惹かれる。歌詞はP音で韻を踏んでナンセンス、奇妙な振り付けで踊る、そこがユニークなのだろう。ばかばかしいという感想をいだくのを承知の上でならば一見の価値はあるよ。
2016.10.28  早くも炬燵
 目覚めたら空は雨雲に覆われていた。やがて雨音が聞こえてくる。そしてしだいに冷える。
 寒いので、朝食後もう一度布団に這入った。適度に体が温もったところで、すぐ起きる。
 そうしてあれこれ書いた。
 それでもまだ寒いので、まだ十月だというのに、とうとう押入れから炬燵布団を引っ張り出した。電源を入れなくとも、さすがに暖かい。そうしてまたあれこれ書いた。ふう。
2016.10.27  カーペットを敷く
 空は曇っている。
 朝食後ぶらぶら散歩。
 それから居間にカーペットを敷く。カーペットを縦横逆に敷いてしまい、改めて敷き直したり、テーブルの脚の滑り止めが外れ、木工ボンドで貼り付けたりと、なんだかんだ時間を食った。
 それで昼食は二時になる。ハンバーガーだった。
 それからあれこれ書いた。
2016.10.26  ランチ
 晴天。気温が高い。少し薄着をする。そして窓を全開にした。これで充分。暑くも、寒くもない。
 朝からあれこれ書いて過ごす。
 昨夜、作家の米原万里がランチに通っていた店が、テレビに映っていた。でも、僕はたびたびランチに通っている店などない。昼食ならば近所のパン屋に行くぐらいだな。そういうわけで今日もパン屋に行き、昼食を買って来た。そんな店でも注目したければ、するのだろうな。今のところその心配は少ないのだろうけど。
 夕方、微雨が降る。でも、すぐに止んだ。
2016.10.25  大谷選手がサヨナラ打を
 空をどんより雲が覆い尽くしている。
 朝からあれこれ書いた。
 ティータイムにイタリアのスティック菓子を食べる。珍しいという事のほか、たいして取り得もない。
 午後四時半頃から雨が降る。いつしか止んでいた。
 日本シリーズをぼんやりテレビ観戦。日本ハムの大谷選手がサヨナラ打を放つ。あの大谷という選手はなんという星の下に生まれているのだろう。この調子でもし日本ハムがシリーズを制したら最優秀選手候補になるのではないか。少なくとも存在感はもうスーパースター並みだ。だからたぶんスターがいるチームが勝つのだろう。おそらくは。
2016.10.24  老爺の一人
 曇天。冷え込んでいる。
 朝食後、駅前へ出る。スーパーマーケットに寄り、食品を買っていたら、ふと周囲の客が全員老婆であることに気付いた。あるいは僕もまた老爺の一人なのだろうかと背筋が寒くなる。まだそこまで老いてはいないはずだけど、生活ぶりは大差ないのかもしれないと思えば、たまらない。たまたまだろ。いつも若い客がいないわけでもないはずだ。今度から気を付けて周囲を見回してみよう。
 正午しだいに晴れてきた。それでも暖かくはならない。
 あれこれ書いて過ごす。
 そうして一日が暮れた。おやすみ。
2016.10.23  リプレー検証
 晴れている。
 日曜日だから読書で時を過ごす。午後はDVDを視た。
 夜は日本シリーズの生中継を観戦。広島市の異様な盛り上がりを目の当たりにする。対戦相手のファイターズはやりにくかったろうな。
 試合は六回にクロスプレーがあり、一度は審判によるアウト判定が下りながら、ビデオによるリプレー検証があり、セーフに判定が覆るシーンがあった。僕にも生ではアウトに見えたけれど、スローモーションでは確かに空タッチだ。正しい判定が下ったのは善いことなのかもしれないけれど、なんだか味気ない。試合はこのプレーをきっかけに一気に崩れていき、カープが大量得点。これで良いのかな。
2016.10.21  地震の活動期
 晴天。でも涼しい。
 なんということもなく朝食後、資料の整理を始める。
 正午になったので、資料の整理を終え、ラジオで山陰地方に地震があったと聞いた。ハンバーガーを食べた後、あれこれ書く。
 インターネットで山陰地方に先程よりもさらに大きな地震があったと知る。やっぱり日本は地震の活動期に這入ったのだろうね。国中あちらこちらで揺れているよ。
 夕方、はっと気付いたら、外で用事があったのだった。でも、もう時間がない。しかたない。来週に回そう。それでうまくいけば良いけれど。
2016.10.20  フェイスブックには
 朝食をとった後、駅前へ出た。よく晴れて、どんどん暑くなる。館内の椅子に腰掛け、本を読んだ。
 半年ぶりほどの店に這入り、昼食をとる。
 それから人に会う。
 「フェイスブックにどんな文章を載せているの?」
と尋ねられ、うまく答えられなかった。
 「今は単行本の冒頭部を掲載紹介しています、それからときおり写真を載せて、本の宣伝をしています」
とでも答えれば良かった。抜けているな。
2016.10.19  鏡
 曇天。午後から晴れてきた。
 去年十一月から噴火活動が停滞している西之島への調査がいよいよ始まるらしい。なんだかわくわくする。
 相方さんが風邪で寝込んでしまったので、午後買い物に出歩く。デパートのエスカレーター横に大きな鏡があり、そこに映っている姿を見、「誰?」と思う。もちろん自分自身である。うちの鏡が曇っているせいか、まるで違って見える。困ったことだ。
 帰宅後あれこれ書いた。
 夜ふたたび外出。微雨が降った。
2016.10.18  人麻呂についての本
 日なたに出ると日光がきつすぎる、そんな一日。外を歩くと、歩行者は昨日までと変わらない服装だったけど、自転車に乗っている人達は半袖姿だった。そういう日なんだな。
 パン屋で昼食を買い、部屋に戻る。
 それからあれこれ書いた。
 柿本人麻呂についての本を一冊読む。長歌が多く、秀歌が少ない。これではどうして人麻呂が歌の聖なのか、この本を読んだだけではわからないだろう。石見の妻との別れの歌がない。辞世の歌も載っていない。そのドラマチックな嘆きこそ読者の気を惹くはずなのに。
 それにしても梅原猛氏の「水底の歌」に書かれていた人麻呂の死についての五首への解釈は見事だったな。歌の内容が、歴史的事実であれ、フィクションであれ、あの解釈の本旨は動かないだろう。
 ゆったり風呂に浸かり、寝た。
2016.10.17  音楽が雨音を遮り
 起床時は曇っていた空なのに、しだいに雨が強まってきた。
 買い物の途中、店に寄り、コーヒーを飲みながら本を読む。エリック・クラプトン等、店の音楽が雨音を遮り、聞き覚えのない声は耳元をかすめないで、ゆったり読書に浸れた。
 昼食にラーメンを食べた後、あれこれ書く。
 雨はやまないまま夜半となった。
2016.10.16  初めてのサイン会
 早朝、海浜公園へ向かう。曇っている割には暖かい。
 無事に初めてのサイン会は始まる。暇なものだとは聞かされていたから覚悟はしていたけれど、たしかに暇だ。客が寄らない時は通行人の顔を眺めているわけで、それにも疲れたら、海の色をぼんやり眺めていた。
 やがて快晴となる。
 栗名月(十三夜)の夜は曇っていたので、まったく月は見えなかったのだけど、それなら代わりに今夜の満月を拝見と外へ出たら、一面の曇り空。がっかりしていたら、まもなく雲が切れてきて、見事な満月が見られた。それから恒例、菊屋八幡の栗羊羹を食べる。
 まもなく小雨となった。
 運が良い日だ。
2016.10.15  頭髪が熱を持つほど
 ひさしぶりに暖かい晴天。
 源平池まで出かけ、昼食のスパゲティーを食べた。暖かすぎて、頭髪が熱を持つほど。帽子をかぶってくれば良かったな。
 そのままぶらぶら駅前へ出る。
 家に戻り、明日のサイン会の準備。とは言っても一月前から準備を重ねてきたのだから、とりたててやることもない。鞄に荷物を収納するだけ。
 それからあれこれ書いた。
 明日は早いから早めに就寝。おやすみ。
2016.10.14  ディランづくし
 朝からATMに用があり、そのまま近所をうろつく。散歩が心地好い運動だ。ボブ・ディランの唄を口ずさみながら歩いた。
 帰宅後あれこれ書く。あまり捗らない。
 夕方、所用で出かける。音楽室に一人残される時間があったので、ピアノでボブ・ディランの曲をまた弾いた。
 昨夜に続きディランづくしの一日。にもかかわらず、どこかで「ノーベル賞受賞を揶揄する唄でも一曲作ってくれたらおもしろいのに」と考えている自分がいる。矛盾してるな。
2016.10.13  ディランのノーベル賞
 曇天。
 体はしだいに元に復してきた。でもなまっているのはしようがない。気にしないで外を歩く。駅前の本屋にて図書カードで買い物をしたりする。購入した品で手はいっぱい。何がおかしい。
 午後、無理をしないで、体を休めながら、あれこれ書いた。
 夜ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞をインターネットで知る。それからカフェオレを飲みながらディランの曲を聴き、さまざまなコラムを読んだ。ディランの受賞は、ロックスターの快挙と言うより、吟遊詩人であり、自伝という散文作品も書いた文筆家の栄誉という側面が、選考側には強いのだろう。僕にとってはどちらでも良い。ディランは歌手で詩人だ。それがすべてだ。そうして心地好くディランの唄を聴いた。
2016.10.12  鍵発見
 まだ咳などが残っている。体もなんだかだるい。けっして全快したわけではないようだ。それでも活動はする。でも、たびたび休息をとりながらだ。
 晴天。
 16日の店の準備として、店頭の張り紙を印刷したりする。
 その後あれこれ書いた。
 夕方、洗濯ハンガーの物干しに引っ掛ける部分が紛失し、CDラックの裏を探ったら、先月失くした引き出しの鍵が見つかる。良かった。でも肝心の探し物の方は見つからなかった。やれやれ。
2016.10.11  薬をやめた
 今朝なんだか風邪が治ったような気がして、薬を飲むのをやめた。
 でもまだ病み上がり。体がうまく動かない。それでたびたび昼寝をしながら、起きては読書をしたり、庭の草むしりをしたりしていた。
 夕方風呂に這入る。それでも大丈夫だったから、治ったんだろう。ほっ。
 それからあれこれ書いた。
2016.10.10  ピーマンが落ちる
 曇天。よりいっそう冷え込んだ。
 午前中は庭の草むしり。植木鉢の黄色いピーマンが落ちる。実り過ぎたのだろうか。
 昼食に焼きそばを食べた後は仕事。あれこれ書いた。
 夕方もう一度庭に出て、草をむしる。
 風邪はなかなか治らない。しつこいな。まったく。
2016.10.09  行灯(あんどん)
 今日も雨。そして涼しい。
 ぼんやり本を読んで過ごす。
 昼食はラーメンで体を温めた。
 それから毎年恒例、近所の神社のお祭りに出かける。行灯に描かれた漫画を見て回った。
 それでも風邪は治らず。
2016.10.08  発熱
 雨。
 起床後、体温を測ったら、発熱していた。そろそろ風邪も全快かと期待していたのに、がっかり。体もだるいし、そのままだらだらと寝て暮らす。
 未明の阿蘇山の噴火はメールチェックで知った。被災地は大変だ。
 午後しだいに晴れる。
 ときおり読書などして過ごしていたら、夕方には熱も下がった。
 闘病五日目。そろそろ快癒したいな。
2016.10.07  寝てばかりはいられない
 どんよりとした空模様。
 白昼あれこれ書く。
 風邪は相変わらず治らない。それでも寝てばかりはいられないから、ほぼ普段通りの生活をした。
 昼食を買いにパン屋へ行くと、
 「きのうの暑さはなんだったんでしょうね」
と話しかけられる。まったくだ。今日はおかげで涼しく感じられるよ。
2016.10.06  リンゴジュース
 晴れている。そして暑い。
 少し元気が出たので、朝の散歩に出た。途中、店に寄り、いつもならばコーヒーを注文するところだけど、風邪気味なのでリンゴジュースにして、それを飲みながら文庫本を読んだ。
 これだけ元気ならその必要もないかもと思いつつ、薬がなくなりそうなので、医師に会う。予測に反し、薬をたっぷりくれた。全然治っていないのか。がっかりして、家に帰り、寝た。おやすみ。
2016.10.05  寝込む
 風邪で薬を飲み寝込む。
 十時半頃は雨で、午後は晴れていたらしいが、まったく知らない。ずっと寝ていたからね。
 夕食時は雨だった。おかゆを食べていたから知っている。少し元気になったかな。
 夜あれこれ書いた。
2016.10.04  見える化
 明け方は涼しかったのに、ぐんぐん気温が上がり、昼前には三十度を超えた。
 一日の寒暖差が大き過ぎるせいか体調を崩し、風邪気味に。鼻をぐすぐすいわせながら、あれこれ書く。やっぱりはかどらないね。
 夕方からはほとんど寝転んでいた。やっぱり病気だな。ふう。
 ニュースで都知事が議会での答弁で「見える化」なる珍妙な日本語を使った。言いたいことはわかるけれど、なんとも変だ。自分で言ってて違和を感じなかったのかな。政治家にはおかしな言葉を避ける義務があると思うよ。
2016.10.03  三菱uni-ball
 雨が降ったり止んだり。でも。それほど涼しくはない。
 午前、駅前まで雑用で出かける。雨が降ってきたので、レインコートを羽織り、ジーンズを濡らしながら歩いた。
 帰宅すると、インターネットで注文していた水性ボールペンが届いていた。三菱のuni-ball。最近流行りのカラフルなボールペンではないためか、あまり店には置いてない。そういう品でも楽に購入一本だけで手に這入るのがインターネットの強みだ。なにしろ書きやすいから、十代の頃から仕事はずっとこれだね。これでたっぷり仕事しよう。しなければ。
 そしてあれこれ書いた。
2016.10.02  はじめ人間ギャートルズのED
 ひさしぶりの晴天。長袖だと汗が流れ落ちそう。
 ぶらりと電車に乗り、海辺の公園へ出かけた。公園に置かれた車両の椅子に座り、本を読んだ。
 昔視ていたアニメ「はじめ人間ギャートルズ」のエンディング・テーマの一番をなんとなく口ずさんでいたら、ふと曲の作曲者等が知りたくなって、帰宅後インターネットで調べてみた。タイトルは「やつらの足音のバラード」というんだね。作曲者は、ムッシュこと、かまやつひろし氏だった。知らなかったけど、幾人ものアーティスト達にカバーされてるんだ。思っていたよりも有名な曲だったんだな。知らなかったよ。
 夜あれこれ書いて寝た。
2016.10.01  ドクダミ風呂
 雨が降りそうで降らない一日。
 衣替えにふさわしい涼しい気候。起床時から長袖になり、午後から長ズボンに替える。
 白昼あれこれ書いた。
 長らくシャワーばかりかかっていたのが、今日ひさしぶりに湯船に浸かる。しかもドクダミの葉を煮出したドクダミ風呂。じっくり温まった。ふう。
2016.09.30  当たるも八卦
 曇天。ずいぶん涼しくなった。
 独りあれこれ書いて過ごす。
 午後、十六日の「鎌人いち場」出店時に配る予定のチラシを書き、印刷した。
 夕方、金沢八景発のバスを待っていたら、結局来なくて、次のハイランド発がほぼ定刻通りに到着した。金沢八景発は以前から到着時間が当てにならず、かと思えば定刻通りに来る時もあり、「当たるも八景、当たらぬも八景」と僕は呼んでいる。バスから降りると、そのすぐ後ろに金沢八景発が付いてきていた。遅い。
 就寝前、半袖半ズボンの夏パジャマを洗濯物の籠に入れ、長袖長ズボンの秋パジャマを着た。涼しくなったね。
2016.09.29  傘を干したら
 くもり空。
 朝食後ゆったり近所を散歩する。途中に寄った店でコーヒーを飲みながら本を読んだ。
 ここ数日ベランダには雨で溜まっていた洗濯物を干していたのだけど、今朝はなんだか降りそうで洗濯をしないでいたら、しだいに薄日が差してきたので、帰宅後濡れたままにしていた傘を物干し竿に吊るす。乾けば良いと思っていたのだけど、上の階の住人がクーラーでも使ったのか、上の階から水が垂れてきて、結局びしょ濡れ。全然乾かなかったよ。残念。
 午後あれこれ書いた。
 夜が更けて、通り雨。それから降ったり止んだりさ。
2016.09.28  延期された運動会が
 晴天。
 先週の土曜日に雨で午前の部だけを終え午後の部を延期した小学校の運動会が、本日水曜日に行なわれた。そういう事例は、あまり聞いたことのない話だ。よそでもあるのかな。ともあれ運動会は無事にすんだ。
 銀杏の匂いが周囲に漂っていた。
 午後二時過ぎから雨になる。気にしないで、あれこれ書いた。雨は降ったり止んだりを繰り返していた。
 夕食を五時半にとる。いつも九時半ぐらいなので、不思議な気がした。早い日もあれば、遅い日もある。それで良いじゃないか。健康にはあまり良くないのかもしれないが。
2016.09.27  備品を注文
 午前十時頃まで微雨が降っていたのが、しだいに晴れ、それからは猛烈に暑くなる。もうすぐ十月という気候じゃないな。
 ゆったり本を読んで過ごしていた。
 午後、来月十六日の出店のための備品をインターネットで注文する。長時間腰を下ろすための簡易椅子とか、HP案内のためのビラ用紙とか。経費も安くはないよ。
 それからあれこれ書いた。
 夜は庭でコオロギが鳴いているよ。
2016.09.26  EIGHT DAYS A WEEK
 ひさしぶりに暑気が戻ってきた。
 朝食後、バスと京急電車を乗り継ぎ、映画「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK」を観に行く。何度も繰り返し観たいとまでは思わないけれど、映画館の大画面と大音量を浴びたら、興奮しないわけにはいかない。画面の中で絶叫している当時のファン達の心境に近付いてしまう。半日を潰した甲斐はあった。それにしても、あの観衆の狂乱ぶりはすさまじいね。現代ではちょっと考えられない。今のコンサートがどれほど整然としているかが比較すると判るよ。
 帰宅して、すぐメダカの水槽の水を替える。きのうメダカの水を汲み忘れていたことに気付き、慌ててバケツに汲んで外気にさらしたのだ。二日ほど遅れたけれど、問題はないようだ。ほっ。
 午後六時前、駅前に出る。一本の並木に驚くほどたくさんのスズメが啼きながら集まっているのが、異様だった。
 二時間ほどで戻る。
 それからあれこれ書いた。
2016.09.25  プロ野球はシーズン末
 ひさしぶりに晴れ間が覗く空模様。
 午前は時間つぶしにあちらこちらで本を読む。自宅でも、図書館でも。
 路上でふと思いつき、片隅のベンチに腰掛け、あれこれ書く。
 正午、大船に出て、桐朋学園のコンサートを聴いた。
 家に帰り着いたら、日が暮れていたので、大相撲はインターネットで視る。カド番大関が全勝優勝を成し遂げるのは史上初だそうだ。良かったね。
 阪神タイガースは中日ドラゴンズとの最下位転落争いをめぐる勝負に連勝し、五位以上が確定した。とりあえずほっとしたよ。Bクラスであることには替わりないのだけれど。パ・リーグの優勝はこの調子だと日本ハムかな。セ・リーグのCSは広島対横浜になれば良いと思う。滅多にない組み合わせでおもしろいのじゃないかな。
2016.09.24  運動会が
 くもり空。
 朝食後すぐに近所の小学校へ行き運動会を眺めていたら、正午前からしだいに雨が強まってきて、運動会は午後のプログラムを後日に順延させ、そのまま帰る。
 午後あれこれ書こうとしたけど、あまり捗らなかった。
 テレビで豪栄道の優勝決定を見届ける。
 セ・リーグ五位のタイガースが六位(つまり最下位)のドラゴンズとの直接対決に勝利したらしい。なんとか最下位転落は免れられるか。そうであれば良いのだけれど。
2016.09.23  豪栄道が優勝確実
 熟睡していた未明に大雨警報が発令されたのに、目覚めたら曇天。
 冷え込みが緩んだようなので、半袖に戻る。
 正午前、雨になり、傘を差し、出かける。近所のATMに寄るなどして散歩してきた。昼食のパンも購入してくる。
 午後はあれこれ書いて過ごした。
 夕方、大雨警報が解除される。
 大相撲中継を観戦。豪栄道が優勝をほぼ確実なものにした。でも、今日も土俵際での逆転の首投げで勝つなどしていて、今場所はとにかく運が好い。実力のほどはどうなのか、来場所じっくり視せてもらおうかな。ともあれ、これで大関で優勝していないのは稀勢の里だけとなった。横綱昇進など先の先の話だな。
 夜にようやく雨は止んだ。
2016.09.22  白い群生
 玄関口に白い曼珠沙華の花が群生していた。三年前に一輪だけ咲いていたのが、放っておいたら、この様となった。半分ほどが台風にやられ倒れているのが残念。
 冷たい雨が降っている。僕もついに長袖を上に羽織った。外出すると、半袖姿の人などほとんどいない。この気候ではしようがないよな。
 電車に乗り洋光台へ行く。そこで机に座り、ずっと本を読んでいた。
 夕方家に戻り、あれこれ書いた。
2016.09.21  ぱ・らっぱ、ぱ・らっぱぁ
 くもり。台風一過とはいかなかった。きのうよりもさらに冷え込んでいる。本当に長袖の方がフッィトしそう。それでもずっと半袖でいた。
 先日ラジオで耳にしたメイヤの”How Crazy Are You?”の前奏を一日中口ずさんでいた。「ぱ・らっぱ、ぱ・らっぱぁ…」と。歌詞は覚えていない。たいした歌詞ではないとだけ覚えている。でも曲は悪くない。唄っているだけで御機嫌になれる。でも憶えば、これも古い唄だな。いつ頃のヒット曲だったか思い出せないよ。
 なんとなくあれこれ書いて過ごす。
 それで一日が暮れた。
2016.09.20  パラリンピックのプレゼン・ショー
 また台風。
 早朝から猛烈な雨が降り注いだ。まだ台風本体は九州だというのに。しだいにこちらへ近付いているらしいけど、雨風はそれからも弱まったり強まったりで、一定しない。そのまま夜まで続いた。
 注文していたモデムを取り替える。傷んだのはモデムではなく、そのアダプターだから、数日前それだけ替えて、しばらくすませていた。でも、いずれ替えなければいけないものだから、今日ようやくモデムも替えたわけ。すぐに済んだ。
 それからインターネットでパラリンピックの閉会式映像を視る。これといい、オリンピックの閉会式といい、東京のプレゼン・ショーは頑張りすぎではないかと思うぐらい斬新で魅力的で、肝腎の本番の東京2020での開会式や閉会式は大丈夫かなと、不安になるほどだった。杞憂ならば良いのだけれど。
2016.09.19  BGMは『プリーズ・プリーズ・ミー』
 ときおり小雨が混じる曇天。
 駅前に出ると、早くも長袖姿の人がちらほら。それほど涼しいということか。僕はティーシャツを止めポロシャツ姿だった。
 一人の家であれこれ書く。
 午後三時を過ぎ、資料の整理を始める。BGMは『プリーズ・プリーズ・ミー』。昔はもっと後期の多彩な音が好きだったのだけど、最近若々しいエネルギーにあふれた、こういう演奏が気に入っている。趣味の変化は思わぬ方向にあるものらしい。それでもやっぱり『ラバー・ソウル』や『マジカル・ミステリー・ツアー』の魅力は翳らないけれどね。
 夕方は今日も大相撲中継を視る。隠岐の海や遠藤のような新鋭が活躍しているところが嬉しい。大関候補の高安も地味に白星を積み重ねているし。それにしても豪栄道が連日素晴らしい相撲の連続で全勝ターンするとは誰が予想したろうか。この調子がいつまで続くのやら楽しみに視よう。
2016.09.18  時間が長ければ長いほど
 雨がザッと降っては止んでを繰り返している一日。
 一人で家に籠り、あれこれと書き続ける。書いている時間が長ければ長いほど充実した気がしないでもない。その意味では、もう少し長い時間書きたかった。たとえば短歌一首を詠むことなどじっくり悩んでもしれているし。実態は時間よりも内容の方が重要なのだけどね。
 今回のパラリンピックで日本代表が金メダル獲得数ゼロで話題になっている。国別メダル獲得数なんかどうでも良いけど、国はもう少し練習設備の充実など選手強化費を上げる方向で検討しないと、批判される選手がかわいそうだよね。
2016.09.17  新しい生きがい短歌
 ひさしぶりの晴天。
 するとまた蝉が鳴き始めた。今年最後の蝉かもしれない。
 朝食後からあれこれ書いた。
 近頃の話題に、今の短歌は学歴の高い知的な人達が新しい文学を生み出そうとして詠まれる歌と、日々の生活で毎月何首かの歌を作ることが生きがいになって詠まれる歌の二つに分裂してしまっているという指摘があるのだけれど、僕は知的で新しい文学が日々の生きがいとなって生まれることが理想だと思う。分裂しているように見えるのは中間がないせいだから。それぞれに創造たくましく発展していくのが良いと思うよ。読書の対象としては、高い文学的香りがなければ、どうしても退屈だけれどね。
2016.09.16  アート・クラフト
 涼しい雨。正午前に止んだ。
 来月十六日に鎌倉海浜公園で「鎌人(かまんど)いち場」というイベントがあり、そこでアート・クラフトがあるから参加しようと誘われた。ようするにアート作品などを販売する場で、僕はそこで自著を売れば良いとのことだ。その説明会が午後二時からあったので、顔を出す。雨天中止なのは気にかかるけど、雨が降らないような空だったら、買いに来てほしい。サイン本にするよ。
 寄り道しないでまっすぐ帰り、本日は鶴岡八幡宮で流鏑馬が催される日だからティータイムに美鈴の和菓子「流鏑馬」を食べた後、あれこれ書いた。
2016.09.15  随想
 くもり。微雨がときおり混じる。
 いつのまに蝉の鳴き声が聞こえなくなったのだろう。気が付いたら消えていた。それほど毎日が涼しくなっている。
 朝から駅周辺をうろつく。ときおり文庫本を開け読む。散歩は体力作りでもあり、読書は勉強でもある。やるべきことをやりたいようにやっているわけだ。
 創作も書きたいことを書きたいように書いている。でも、その一方で生活を維持できるよう悩み続けていたようでもある。どちらも本当だ。それで良いのだろう。きっと。
 今夜は十五夜。ベランダから月を眺める。今年の名月は満月ではない。でもやっぱり名月は明るかった。
2016.09.14  アダプターが接触不良
 小雨が降ったり止んだりの繰り返し。きのうよりもさらに涼しい。
 朝からインターネットがつながりにくくなる。モデムのアダプターが接触不良で、モデムのランプがなかなか点らないのだ。
 午後プロバイダーに電話したら、あっさりモデム交換となった。とりあえず解決の見通しが立って良かった。
 それからは読書して過ごす。
 夕方、駅前へ出て、バスで帰る。バスの行き先は「ハイランド行き」。ふとボブ・ディランの佳曲「ハイランド」を思い出した。「我が心はハイランドに。私はいつかそこへ行くだろう」。でも僕はあそこに住むことはたぶんないだろうな。なにしろ空きが、あと一軒しか残っていないそうだから。
2016.09.13  秋雨前線というよりも
 午前八時半小さな地震がある。
 激しい雨。
 あれこれ書いているうちに止んでしまった。
 涼しい。ひさしぶりにホット・オレを飲む。
 午後七時過ぎふたたび地震。こうも繰り返されると良い気はしないね。
 深夜ふたたび激しく降り始めた。秋雨前線というよりも、なんだか梅雨のようだな。
2016.09.12  鍵紛失
 晴れ時々曇り。
 夏帽子をかぶり、駅前へ行く。全然汗をかかなかった。すっかり秋だ。
 午後はあれこれ書いて過ごす。
 雨戸を全開にしているから部屋の中が明るい。
 昨夜就寝前に真っ暗な部屋で引き出しの鍵を落としたら見当たらなくなった。ずいぶん捜したのだけど、無いものはない。スペアキーならあるのだけど、それは使わず奥に締まったまま、気に掛けて過ごした。でも結局見つからなかった。どうして出てこないのだろう。明日見つからなければスペアキーを使うほかないな。残念。
2016.09.11  ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル
 強い雨。
 何事もなくあれこれ書いて過ごす。
 一人でランチを楽しみながら、ザ・ビートルズの新譜『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』を聴いた。レコードでは発売されていた音源の初CD化。レコードはなんとなく買わなかったから、初めて聴いたことになる。CDを手にした時は、つまらない買い物をした予感に襲われたのだけど、聴き終えると自分がこんなにもビートルズが好きだったことに驚いた。全曲聴いていたとはいえ、十代の頃はその数分の一しか好きというわけではなかったから、このアルバムも買わなかったのに、この初めて聴くビートルズ唯一のライヴアルバムに感動してしまっている自分がいるよ。でも、そんなには聴き込まないだろうな。たぶん。
 雨はいつしか止んでいたよ。
2016.09.10  パラリンピック(2)
 晴天。
 朝食後すぐあれこれ書き始める。でも歌はなかなかできない。結局まる一日かけて一首もできなかった。こういう日もあると自分を励ますほかないな。
 きのう僕のオリンピックの映像に慣れた目は、パラリンピックに慣れるには時間がかかるだろうと書いた。ところが驚いたことに、今日たまたま目にしたパラリンピックの映像に僕は何の違和も感じなかった。早くも僕は慣れてしまったらしい。すると僕にはこの映像をすでにアスリートの問題だとは解釈しないで、福祉の問題だという目で眺め始める。慣れとは恐ろしいものだ。それとも美しいものなのだろうか。
 夜テレビ生中継で広島カープが巨人を破ってセ・リーグ優勝を決めるシーンを目にする。一度はカープから去り戻った新井選手と黒田選手、二人ともカープに復帰してよかったね。
2016.09.09  パラリンピック(1)
 猛暑。陽射しが強い。かろうじて風の匂いで秋とわかる。そんな気候。
 午前中あれこれ書いて過ごす。
 午後、豪雨被害の状況を確かめようと点けたテレビで、たまたま初めてパラリンピックの映像を視た。ニュースなどでも積極的に取り上げているようだ。前回までの扱いとは段違い。東京パラリンピックに備えてのことだろうか。
 一流のアスリート達がしのぎを削っていたオリンピックをさんざん目にした後だと、素人たちが演じているパロディーのように映る。これはオリンピックを視ていた時と違う価値観で視なければいけないものなのだろう。それが何だか想像できないわけではないけれど、慣れるには少し時間がかかりそうだ。
 でも、たまたま目にしたから視たのであって、わざわざチャンネルを合わせてまで視たいとは思わないかもしれないな。それでも視てしまうのだろうけどね。
2016.09.08  ライク・ア・ローリング・ストーン1966
 晴れている。風は強く、蒸し暑い。
 午前中、駅周辺をうろつく。
 帰宅後あれこれ書いた。
 午後二時半頃、短い雷雨。それからしばらくお湿りが断続的にあった。
 ボブ・ディランが「ユダ!」という罵声を投げられたことで名高い、いわゆる”ロイヤル・アルバート・ホール・コンサート1966”での「ライク・ア・ローリング・ストーン」の全曲映像を視る。これまで冒頭部分しか見ていなかったので、興奮した。演奏の質はオリジナルに遠く及ばない。しかしこの切り裂くようなギターと叩きつけるドラムが表見している世界への怒りのパワーを映像付きで観ると、アンニュイなシャウトも殺気立って聞こえる。すばらしい。
2016.09.07  句稿の清書
 未明から降っていた雨は、布団から起き上がると、しだいに止み始め、朝食後には晴れていた。
 ひさしぶりに俳句の原稿を清書する。十年以上も新作を発表していないから、もう書くのを止めたと思われているかもしれないけれど、まだ細々とやっている。まだ一度も句集にまとめたりはしていないけれど、そういう機会があれば良いな。
 冷やしうどんを食べ終えたら、地震にあった。長く揺れた割にひどくはなかったね。
 午後あれこれ書いた。
 夜、秋の虫が賑やかだ。秋の虫が鳴くと静かと感じるのに、雨音だとうるさく感じるのはどうしてなのだろう。快、不快の問題だろうか。
2016.09.06  タイ戦も
 朝食後外出。街路ではずっとガス管の工事が続いている。いつ終わるのだろう。
 汗だくになりながら家へ帰り着き、ポカリスエットを飲んだ。
 それからあれこれ書く。
 サッカーW杯予選、先日のUAE戦に引き続き、今夜のタイ戦も生中継で視る。試合は日本代表が圧倒的に押しながら、点がほとんど這入らない凡戦。シュートというものはあんなにも外れるものなのか。困ったものだ。
2016.09.05  栄えそうなメダカ
 白雲が多いながらも快晴と呼びたい空。
 午前中、駅前周辺をめぐり、雑用を片付ける。暑い。
 昼食にクロワッサンとミニトマトを齧る。
 それからあれこれ書いた。
 水槽のメダカは食欲旺盛でますます大きくなりつつある。オスとメスをつがいで飼ったら、本当に卵を産み、子々孫々まて栄えようとするのではないか。そこまでするつもりはないけれども。
2016.09.04  買い物に出たけれど
 何度も雨が降りそうな空になりながら、結局降ることのない一日。
 朝食後すぐ大船まで出かけ買い物。お目当ての物がどれもどの店にも置いてないので、とりたてて何を買うこともなく正午前に戻ってきた。
 昼食でココットを突いた後、あれこれ書く。
 ティータイムで森八の黒小倉羊羹「匠(しょう)」を味わう。
 それから結局インターネットでお目当ての物を購入。これなら最初からそうすれば良かったかな。
2016.09.03  三時半の昼食
 晴れている。
 朝食後しばらく雑用にかまけていた。
 午後からあれこれ書き始める。
 二時半、駅前に出る。待ち合わせ時間にベンチで文庫本を読む。三時半を過ぎて、ようやく遅い昼食をとったけど、もはや多めのティータイムといった気分。満喫した。
 八時頃から雨。降ったり、止んだりを繰り返していた。おかげで蒸し暑くてたまらないよ。
2016.09.02  風呂場で”All you need is love”
 ゴジラが暴れている夢を見て、目覚める。
 猛暑。
 午前中あれこれ書く。
 午後は読書。
 夕方駅前へ外出。バスに乗っていった。
 夜テレビで「オール・ユー・ニード・イズ・キル」という映画が放送されているのを垣間見る。番組は視なかった。それからシャワーを浴びながら”All you need is love”という曲を口ずさむ。風呂場だから気持ち良い。
2016.09.01  髪の屑
 まだ残暑の厳しい一日。
 朝から駅前をうろうろ。途中、散髪屋に寄り、カットする。ところが洗髪しなかったのに、帰り際タオルで髪を拭うのを忘れていた。ここはタオルは自分で拭くのだ。しばらくカットした髪の屑だらけの頭でいたから、気持ち悪くてしようがない。自業自得だから、耐えるしかなかったよ。
 帰宅後、早々に頭を洗い、髪を乾かしながら、あれこれ書いて過ごした。
 ザ・ビートルズがかつて『スーパー・ライブ!』というタイトルで販売していたレコードを『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』というタイトルで初めてCDで出すのだとか。聞いてみたいような、それほどでもないような。オリジナルを超えるようなライヴ音源が稀なのがビートルズだから。でも、まったく無いわけではないし、結局買うんだろうな。
2016.08.31  ひと雨ごとに
 台風一過。暑い。
 朝食は冷しうどん。昼食も。なんだかなあ。
 ひたすら何か書いてる。進んでいるのだから良いことなのだろう。たぶん。
 夕方からは雑用で外出。晩御飯も自分の分を買って帰ってきた。もちろん出来合いの中食を。食パンでからあげ定食だ。お腹は張ったよ。
 きのうに引き続き、今日も扇風機を使わなかった。ひと雨ごとに秋が来る、という言い伝えは本当かもしれないな。
2016.08.30  台風情報を聞きながら
 起床後、雨戸を締め切ったまま台風情報を聞く。外の様子がどうやら大丈夫そうなので、雨戸を開けた。いつしか晴れる。でも風は激しいままだ。
 晴れていても、各地のひどい台風情報を聞きながらだと、なかなか外出したい気にはならない。どうしても出かけなければならない用事などないのだから、家に籠り、あれこれ書いた。
 きのうの残りのスイカを全部たいらげる。
 夕方になり、ようやく近所を散歩。犬の散歩などしている人達と通り過ぎる。
 今日は一度も扇風機を動かさなかった。ひさしぶりのこと。秋なんだな。
2016.08.29  まともなスイカ
 朝、晴れていたから、自転車で駅前へ出たら、大粒のどしゃ降りとなった。全身びしょ濡れになる。やれやれ。
 そんなこんなで、晴れ時々どしゃ降り。晴れてても、遠くに入道雲が見えた。
 この夏はまともなスイカを食べていないので、(まともでないスイカとはどんな物なのか知りたい人は過去ログをどうぞ)、夏が終わらないうちに食べておこうと、晴れているうちに近所の八百屋へ行く。一個まるまるではさすがに多いので、四分の一切れのを買ってきた。さすがに美味い。これこそがスイカなのだと感じ入った。
 あれこれ書いて過ごす。
 気象庁は、台風は首都圏を逸れ、明日あたりに観測上初めての東北地方東部への上陸と予測している。たしかにこちらは降ったり止んだりだから、本当なのだろう。それでもこちらも風がしだいに出てきたよ。
2016.08.28  朝シャワー
 くもり。
 子どもの都合に合わせ朝シャワーをする。もっとも朝シャンは頭皮に良くないから、あまりやりたくない。今日だけの特別な出来事。だから朝食が十時になった。
 それからは一人読書。
 昼食は一時半。
 あれこれ書いて過ごす。
 午後四時過ぎから雨になった。
2016.08.27  鹿鳴館とドラゴンボール
 曇天。ときおりアスファルトも物干しも濡れない程度の微雨が降る。外出していなければ、気づかない程度だ。そして今日は一度も外出してないから、まったく気付かなかった。微雨は人から聞いただけだよ。
 一人あれこれ書いて過ごす。
 マンガ「青い花」の四巻を開けたら、目次に「鹿鳴館」という章があったので、これは三島由紀夫の戯曲「鹿鳴館」を素材にした話に違いないと、ひさしぶりに文庫本「鹿鳴館」を再読してみた。三島の戯曲では「サド侯爵夫人」と「近代能楽集」が好きなのだけど、「鹿鳴館」もやはり傑作だな。マンガの「仰々しい喋り方」という批評には吹き出してしまったけれど。
 夜テレビで「ドラゴンボール」のアニメ映画を放送していた。僕はアニメについてはまったく知らない。でも少年ジャンプ全盛期の頃から雑誌を読んでいたので、マンガの方は知っている。もっとも、今ではストーリーも登場人物もかなり忘れてしまったな。再読したことないからなあ。しようがないか。
2016.08.26  まいっている
 窓から熱風が吹き込んでくる朝。あれこれ書いて過ごす。
 昼食に麦とろ飯を食べ、午後は所用で外出。冷房が効いた部屋での待ち時間、ぐっすり眠れた。やっぱり暑さに少々まいっているのかな。
 夕方帰宅。
 来週の火曜日あたりまた台風が上陸するかもしれないそうだ。しかも過去最大級だとか。困ったものだ。
2016.08.25  がんばっている
 暑い。
 所用で朝から何度も家を出る。
 お気に入りのシャツを着て、新調した帽子をかぶっていたら、
 「どうしてそんなにがんばっているの」
と尋ねられた。
 「巡り合わせ。たまたまだよ」
と答える。その通りだからさ。
 夕方、家に戻り、それからあれこれ書いた。意外にそれでも捗るものだよ。
2016.08.24  ポカリスエット
 晴天。しだいに気温も高くなり、ひさしぶりの猛暑となった。一日遅れの台風一過かな。
 熱中症予防にポカリスエットを何杯も飲む。世間が熱中症熱中症と騒ぎ始めてから飲むようになった。たしかに健康には良い傾向をもたらしているようだ。ポカリが発売した頃は、運動直後にしか飲まなかったのに、あれから気候がずいぶん変わったから、このようになった。時代は変わる。そんなものだ。
 今日は考え込むだけで、たいして書けなかった。
 その代わり本は読んだ。
 暑いから、うだっていたのかな。
2016.08.23  五輪の喪失感
 朝起きて、すぐにテレビを視るのが習慣となっていたので、オリンピックと甲子園大会が終わってしまったことに喪失感をおぼえている。かと言って、朝の主婦向け番組にチャンネルを合わせる心境にはならない。だから喪失感をかかえて暮らしている。やれやれ。
 台風が去った後だというのに、降りそうで降らないあやふやな空模様。ときおり薄日の差す程度なのが、暑くなりすぎなくて良い。
 心地好く駅前をめぐった。
 午後はあれこれ書いて過ごす。結構進んだ。
2016.08.22  ユニークな閉会式
 目覚めたら嵐。
 すぐにオリンピック閉会式にチャンネルを合わせたら、しばらくして停電になった。さいわい一分程で復旧する。
 閉会式も雨。びしょ濡れのスーツ姿でいる人達を御苦労様という目に見ていた。特に着物をめかしこんでいた新東京都知事には。
 東京のショーは、今が旬のアーティスト達が、日本ゆかりのキャラクターをふんだんに使い、才能を存分に発揮していたようで、良かった。東京五輪もこういうふうにやれれば面白いものが作れるのではないか。もっとも、そう旨くいくかどうか危ぶむだけの理由が、ここまでの準備で幾つもあったから、期待はしても、とても安心はできないな。
 雨戸を締め切り、そのまま暴風雨を聞きながら、あれこれ書く。
 夕方、雨が止んだので、外へ出ると、玄関のドアノブがぐっしょり濡れ、バス通りのマンホールからは噴水のように水が噴き出ていた。明日は台風一過となれば良いな。
2016.08.21  野球を交互に
 きのうの台風はこちらではたいしたことなく北海道へと抜けていった。今日は晴天。明日来るという次の台風に備えておこう。
 午前中あれこれ書いて過ごす。
 午後、甲子園大会決勝戦とプロ野球巨人対阪神をほかに何もしないで交互に視る。なんだかひさしぶりに休日を楽しんでいるような気がする。それも書いて充実している時間がたっぷりあってのこと。両試合とも全得点シーンを目にでき、タイガースは延長戦を征する快勝。気持ち良い。
 夕食は茄子そうめん。よく冷えていて、今の季節にぴったり、食が進む。
 日付を跨いだ頃から雨が降る時間がぽつぽつ訪れるようになった。明日は豪雨の予報。いよいよだな。
2016.08.20  台風が近付いている
 曇ったり、雨が降ったり、不安定な空模様。台風が近付いているのだ。朝食前、数日前と同様に庭の植木鉢を隅に移動し、メダカの水槽を洗い、水を替えた。
 朝から白いご飯をいただき、食後あれこれ書く。なんだか気分も不安定。
 ところが正午から晴れてきて、午後一時頃には強い雨。それが三十分ほどで止み、以後は晴れ時々くもり。本当にわからない空だ。
 それでもなんとか書き続けた。ふう。
2016.08.19  昼間は晴れていたけれど
 未明から明け方にかけて雨が降っていた時間があったらしい。目覚めたらベランダが濡れている。しかしこの暑さ。あっという間に乾いた。さすが。
 ぶらぶら近所を散歩。
 昼食は讃岐うどんを冷やして食べる。
 午後は再び考え込みながらあれこれ書いた。いくらでも書ける時がある。今がそうだというわけではないけれども、まずまず書けているのだから、書けるだけ書いておこう。
 部屋にベランダから蜂が一匹這入り込んで来た。でもしばらく飛び回っただけで、すぐにまた出ていった。良かった。
 深夜からときおり雨。
2016.08.18  甲子園大会では
 起床後テレビを点けながら、なんだかんだと雑用を片付けていた。テレビは女子レスリングならば金メダルをひとつくらいはとっているのだろうと思いながら、卓球団体決勝にする。予想通り最後は世界一位にポロ負けで銀メダル確定。その後レスリングが三階級すべてで金メダルを獲ったと知った。さすがにそこまでは予想していなかったな。
 甲子園大会は茨城県代表が負けたから、これで僕がこれまで住んだ地域の代表チームはすべて姿を消したことになる。それほど大会が進んだということか。いつもいつも決勝に残れるわけはないものな。
 それから駅前まで出向き、うろうろ歩く。
 正午前に家へ戻り、昼食後あれこれ書いた。
2016.08.17  書けるときは
 台風は未明に抜け、早朝から太陽が照りつける日。たちまち酷暑となった。
 オリンピックでの日本選手のメダルラッシュをぼんやり眺めて過ごす。
 水分補給のためお茶やらアイスコーヒーやらを何度も口にする。
 午後なんとか書こうとずいぶん考え込んだ。本当は考え込む時よりもすらすら書ける時の方が佳いものが書けている割合が高いのだけれど、それでも満足のいくものが書けていない時は考え込まざるをえない。しようがないね。
2016.08.16  十三世紀の文学散歩?
 晴れている。
 正午、前輪がパンクしている自転車を押し、自転車屋に寄る。直してもらった自転車に乗り、コンビニに這入り、昼食のパンを買うなどして、家に戻った。
 それからあれこれ書く。
 午後三時半を過ぎた頃、弱い雨と強い風が吹き荒れるようになった。台風が近づいているのだという。その前兆なのだろう。ふう。
 十三世紀初頭の「無名抄」「寂蓮集」などを読むと、在原業平の通った家の跡、柿本人麿の墓など、先人の旧跡を巡り歩いているのがわかる。現代人が文学散歩をするのとは違い、風雅の道をゆく人の心意気なのだろう。
 僕のアルバムにも、さまざまな文学者の旧跡や墓石や文学碑の写真が貼ってある。後世にこれらの旧跡がどれほど残されるだろうか。心もとないな。
 宵に雨風が強くなってきたよ。
2016.08.15  パン屋にて
 朝から散歩。傘は不要な程度の微雨がぽつりぽつりと降る中うろうろ。
 パン屋に寄る。間違えて、別のパンを買ってしまった。こちらの方が美味しいから良いか。(高いけど)。
 正午たまたま戦没者追悼式を生中継で目にする。
 それから昼食をとり、あれこれ書いて過ごした。
 夕方また近所を歩く。バス停に立っているパン屋の定員さんに偶然会った。化粧が違うので、最初はわからなかったよ。
2016.08.14  大妖怪展など
 早朝起きて、両国まで出る。
 博物館で、大妖怪展、幽霊画展、山岡鉄舟展を観て歩く。大妖怪展は、江戸時代以前の絵画が主で、当時の人々の不安な心情が伝わってきて、興味深かった。
 旧安田庭園に行き、畳敷きの休憩所で景観を味わいながら昼食のパンを食べた。庭には鯉や亀が放たれて、良い庭だ。
 それから地下鉄に乗り、六本木のルノワール展へ行く。膨大な作品を残したルノワールの全貌を伝えるのは困難であることを考慮すれば、名作がちりばめられた悪くない展覧会だった。
 夕方さすがに疲れ、自宅で休む。
2016.08.13  稚魚が
 朝食後ぶらぶら近所を散歩。曇っているから、それほど暑くない。
 帰宅し、ぼんやりとインターネットをする。
 それからあれこれ書いた。
 夕方は部屋に一人で読書。
 メダカは稚魚だった小魚も、いつしか1.5センチ以上の成魚になった。二匹いるけど、最初から成魚だった一匹がメスであることははっきりしながら、稚魚だった一匹はまだ性別が僕には見分けがつかない。オスだったら有精卵を生むかもな。さて、どうなるやら。
2016.08.12  見えないペルセウス座流星群
 薄曇りの一日。
 今日も午前中はパソコンを叩きながら、テレビの五輪中継を視る。卓球と競泳の金銀銅メダルを日本人がそれぞれひとつずつ獲得するシーンを目にした。
 午後からあれこれ書く。
 深夜ペルセウス座流星群を見に外へ出る。雲しか見えなかった。残念。
2016.08.11  単純なミス
 新しく祝日となった初めての「山の日」。ゆったりハイキングでもしようと思っていたのに、昨夜の雨で急遽とりやめ。
 起床後すぐ卓球の福原愛ちゃんの試合を視る。リードされたものの1セット取り返したところで、朝食。食べ終わったら、卓球は終わり、体操の個人戦になっていた。内村航平選手の金メダル達成を見届ける。録画なのだろうけれど。
 つくづくスポーツというものは、敗者は信じられない単純なミスを重ね、勝者はすばらしいプレイをすれば、おのずから勝利が転がりこんでくるものなのだと感じた。例外もあるけどね。
 ときおり高校野球も視る。以前住んでいた八王子市の高校が出場していたので。残念ながら敗戦。
 もっともあちこち引越しを繰り返すうちに、昔住んでいた地域同士の対戦だって、もはや珍しくはなくなってきた。因果だな。
 それから散歩。近所の境内には観光客がみんな海の方へ往ってしまったあおりで、閑散としていた。
 午後あれこれ書く。
 きのうよりは幾らか涼しい。それでも暑い。
2016.08.10  テレビと雷
 きのうよりは気温が低い。それでも猛暑であることに変わりはないよ。
 白昼あれこれ書いて過ごした。
 夜、雷が鳴る。故障すると困るから、テレビの電源を切った。でも何処からかテレビの音が聞こえる。滅多なことでは雷は落ちないし、それで故障しても買い換えれば良いといういさぎよさに浸っている人達が大勢いるのかもしれない。僕としてはそんなつまらないことで故障されてはもったいなくてかなわないけどね。
 それから短い雨が降った。
 深夜ふたたび雨。
2016.08.09  浴衣姿の男子
 朝食後、テレビを点けた。卓球の福原愛ちゃんがストレート勝ちする一戦を視る。快勝だったな。強い。さて、懸案の中国選手に勝てるかな。
 それから駅前を歩く。酷暑。日差しがずっしり体が重い。
 浴衣が女性ばかりではなく男性にも普及しているらしい。多くの浴衣姿の男性とすれ違った。涼しいのかな。連れの女性に合わせ、浴衣を着てみたというだけなのかもしれない。それならそれで良いか。
 午後あれこれ書いて過ごした。
2016.08.08  陛下のお言葉
 ここ数日の暑さに比べればたいしたことはないが、それでも暑いことに変わりはない。
 朝食後しばらく五輪サッカーと競泳の中継など視た後、駅前へ出る。ずっと曇天だったので、助かった。
 午後三時、天皇陛下のお言葉を聞く。その主旨は、
 (1) 陛下は生前退位を望んでいる。
 (2) 摂政などの代理職を置いて欲しくはない。
等々と聞いた。手続き上、難しい問題だ。
 でも皇室の現状からしてそれ一番良いと判断される何かを感じられたのだろう。それを全部口に出しては言えないとしても。ならば当座はそれが実現に向かうよう政府は真剣に努力すべきと考える。それを望む。
2016.08.07  立秋の風
 立秋の日曜日。
 部屋に閉じこもる。意外に風が涼しく、それほど汗をかかない。藤原敏行の和歌を想い出す。「風の音にぞおどろかれぬる」。でも暑いことに違いはないよ。
 読書をしたり、あれこれ書いたりして時を過ごす。
 少しだけオリンピック中継や高校野球を視たりもした。夏だなあ。いや、秋か。
2016.08.06  少ないぼんぼり
 朝からインターネットで時間を潰す。
 正午前に八幡宮のぼんぼりまつりを見に出かけた。
 自転車置き場が工事でふさがっている。観光客もツーリングで名所めぐりをしているというのに、臨時の場所くらい設営できないものだろうか。
 噂通り、以前は飾ってあった参道の段葛にはぼんぼりがひとつもない。どういう事情かは知らないが、ずいぶんぼんぼりの数が減っている。見覚えのある奉納名が幾つか欠けていた。なんだか寂れたような気がしないでもない。人通りも少なかった。これで良いのかな。
 あまりの暑さに何杯もジュースやお茶を飲み、ソフトクリームを齧った。
 昼食を終え、帰宅後は読書して過ごす。
 夜あれこれ書いた。
2016.08.05  散歩日和とは呼べなくて
 ときおり酔っ払ったように頭がふらふらする。暑さにやられたのかもしれない。やっぱり夏日だな。
 午前中はあれこれ書いて過ごす。
 十時から五輪サッカーをテレビ観戦したけど、あまりの凡戦にあきれ、途中で視るのを止めた。
 正午前に外出。駅近辺をうろうろ。散歩日和とは呼べなくて、日陰を求めながら歩く。まるで沖縄の寅さんだよ。
 昼食後ふたたびあれこれ書いて過ごした。
2016.08.04  「おさびし山から吹く風は」再掲載
 暑い。
 逗子まで遊びに行く。時間が空いたので、市立図書館に寄り、『ユリイカ』の短歌特集号をめくったのだけど、時間切れで四分の一ほどしか読めなかった。ただ読んだ限りでは、これが編集部の選ぶ現代短歌最前線なのかと思えば、あまりに悲しい。もちろん例外はいるけれど、そういう人達だけ目を通すというわけにもいかないのが雑誌のつらいところ。どうせ後半は読んでいないのだけど。
 午後は人と会う。がっちり握手して別れた。
  フェイスブックは今日から歌集『ゆびさきの虹』の冒頭連作「おさびし山から吹く風は」をホームページから転載する。もっとも掲載当時読んだ人が、今どれほどそれを覚えているやら。そう思えば再録の時期が来たとみられなくもないのではないか。だから載せる。興味がある人は、どうぞ。
2016.08.03  W3(ワンダースリー)
 地面が濡れない程度に微雨が降り続けている。
 きのう消去してしまったデーターをパソコンに改めて打ち込む。そんなこんなで午前中は終わり、正午前から散歩。
 午後はあれこれ書いた。
 手塚治虫の「W3(ワンダースリー)」を二十数年ぶりに読む。意外なラストシーン以外なにも覚えていなかった。どうしてだろう。
2016.08.02  海街diary
 横浜と藤沢が大雨雷警報で停電だというのに、この辺りは不思議に晴れている。気を抜かず空とにらめっこしていたけど、結局雨は降らなかった。微妙な空模様だな。
 朝食後からパソコンに向かい活動していたのだけど、正午前キーを一度だけ打ち間違えたら先月以降に打ち込んでおいたデーターがすべて削除されてしまった。ぼーぜん。なんとか元に戻したけれど、今日打ち込んだデーターは全部消えてしまったまま。それでも助かったと思おう。とはいえショックで三分ほど寝込んだ。しようがない。
 近所を散歩し、午後からまたあれこれ書いた。
 吉田秋生「海街diary」の最新刊を読む。一巻から質の高さは変わりない。もっとも映画化までされてしまった今となっては、誰かにわざわざ紹介する必要もない作品だな。でも、この作品は「吉祥天女」と並ぶ吉田秋生の代表作になるかもしれないよ。
2016.08.01  シン・ゴジラ
 朝食をさっさとすませ、映画「シン・ゴジラ」を観に行く。
 徹底して現代日本中枢システムの戯画を描こうという姿勢は、これまでの庵野秀明監督の作風とはずいぶん異なったもので、途惑った。ただゴジラが東京へ行くために、鎌倉の海浜公園から上陸し、小町通りを縦断するという筋は、鎌倉居住者である庵野監督のこだわりを感じる。メインの都心破壊シーンの迫力は特筆物だけど、それよりもそこになによりリアリティーがあった。
 正午パンを買って帰る。
 何度か雨に降られたけれど、いずれもすぐに止んだ。不安定な天気だな。
 それからは庭の草むしり、読書などして過ごした。
2016.07.31  角界の功労者が
 明け方ポストに寄ったりしながら散歩。びっくりするほど好い天気だ。
 それからシリアルで朝食をすませ、家のパソコンであれこれ書く。
 午前九時前、駅前に出た。買い物などして帰る。
 午後一時頃、通り雨。すぐに止んだ。でも、それからは雲の多い天気。遠雷も聞こえる。午前中に外出しておいて良かった。
 あれこれ書いて過ごす。
 夜、元・千代の富士である九重親方の訃報を聞いた。ここ最近、北の湖、魁傑(放駒親方)と、角界の功労者にして、僕にとっても想い出深い力士が、一人、また一人と亡くなってゆく。さびしいものだ。
2016.07.30  庭にタオル
 酷暑。
 あれこれ書いて過ごす。
 夕方、明日は早いので、早めに風呂へ這入る。
 晩御飯はうな重。この夏も元気に書けますように。
 庭にタオルが落ちていた。階上の誰かの落し物だろうと、訪ね歩いたのだけど、皆留守。夜にもう一度タオルを持って歩く。最後の部屋が当たりだったよ。ふう。
2016.07.29  火星人はいない
 きのう梅雨明け宣言があった。今日からいよいよ夏本番の暑さ。蝉の鳴き声もそれを告げている。
 朝からあれこれ書いた。
 昼食は冷やし中華だ。
 午後も書いて過ごした。
 庭に出て、夜空を見上げる。さそり座のそばに火星が輝いている。火星に知的生物はいないことを僕等は知識として知っている。だから地球人を求めたりする火星人はいないことも確かなことだ。そういうロマンチックな思考には僕等は生きられない。残念だけれど、それは引き受けなければならないことなのだな。そんなことを考えながら夜空を見上げた。
2016.07.28  穴の空いたスイカ
 こんな時季にまだ庭のイチゴが実を付けているのを見つけ、早朝収穫する。なんだか気持ち良い。
 薄曇りの日。
 朝の散歩は駅前まで。ぐるりと回って戻る。
 あれこれ書いて過ごす。
 穴の空いたスイカが届いた。果皮が割れ、赤い胎座の部分が露出し、そこに黴が生えている。黴の部分を取り除き、残りの部分を食べた。くれた人には申し訳ないが、こんな酸っぱいスイカをこれまで食べたことがない。臭いもひどい。贈り物には気を配るよう自戒としよう。
 夕方、朝に収穫したイチゴを食べた。甘い。ほっとする。
2016.07.27  成魚一匹、稚魚一匹
 薄曇り。けっこう涼しい。
 終日、読んだり、書いたりして過ごした。ある意味で充実していたとも言えるけど、自他共に認めるアウトドア派でもあるので、なんだか物足りないような気がしないでもない。でも散歩に出たくなるような空ではなかったのだな。
 水槽には今、メダカが大きなのが一匹、小さいのが一匹、計二匹泳いでいる。餌の箱には、仔メダカには一日四、五回、成魚メダカには一日二回餌をやるようにと書いてあるから、一日数回やっているのだけど、その度に成魚メダカも食べてしまい、なんだかずいぶんデブになりつつある。さいわい仔メダカも少しずつ大きくなっているのが救いだ。そろそろまとめて一日二回に統一してもいいかな。
 きのうの相模原市の事件の犯人の本日の映像を目にする。その達成感にあふれる充実した面持ちが、なんとも不快だった。
2016.07.26  相模原市の事件
 曇天。
 散歩に出たら晴れた。そうして近所を巡る。
 昼食に焼きそばを食べ、あれこれ書いた。
 未明に障害者施設で元職員が大勢の入所者を殺害したと報じられた。犯行動機として「障害者は安楽死させよ」とか言っているとか。つまり「生きる価値がある人間とそうでない人間がいる」という、かなり全体主義的な思考を持った犯人らしい。インターネット上の記述ではしばしば目にする思考だし、現在の風潮を反映してのことだろうか。嫌だなあ。でも減刑を求める声が高まっているわけではないということは、世論はそこまでひどくはないということか。
 相模原市の現場近くには一度行ったことがある。自然の豊かな静かな町だった。今は殺伐とした雰囲気なのだろう。同情する。
 夕方から雨になった。
2016.07.25  ぱっちりとした大きな目
 青空。
 午前中駅前を巡り歩く。
 昼食後はあれこれ書いて過ごした。
 夕方は再び近所を散歩。
 ひさしぶりに松田聖子を映像で見かける。今風の化粧のためか、目が大きくぱっちりとしていて、若い頃とはまるで別人。と言うことは、今の若い子達も化粧を替えれば、あの大きなぱっちりとした目で無くなる人達が続出するということか。ふうむ。それはそれで残念だな
2016.07.24  ビールを一缶
 晴れている。でも涼しい。
 本を読んだり、あれこれ書いたりして過ごす。
 先日いつもビリー・ジョエルの曲をかけている店の前を通ったら、たまたまその時は「ボブ・ディランの夢」が鳴っていて、驚いた。それからきのうおとといと、やはりディランの「運命のひとひねり」を偶然聞く機会が重なった。なんだか不思議。
 今宵は近所のお宮で夜祭。ここ数年この日だけ僕はビールを飲んでいる。今年も例のごとく一缶だけ飲み、帰宅後すぐに寝た。お休み。
2016.07.23  メダカとムカデ
 薄曇りだったのが、しだいに晴れてくる。
 なんとなくあれこれ読んだり、書いたりして過ごす。
 メダカを飼い始めて一週間。メダカは餌をよく食べ、大きくなっている。子どもの頃に飼った金魚なんかは一週間ほどで全部死んでしまったものだけど、メダカは元気だ。そういうものなのだろうか。
 風呂場の通気口からムカデが次々と這入り込んできて弱っている。その度に戻れそうもない遠くまで連れて行ってやっているのだけど、また次が侵入してくるのだから困ったものだ。そんなにムカデにとって住みやすい環境なのだろうか。謎だ。
2016.07.22  その代わり
 雨。
 西之島の噴火が沈静化したり、箱根大涌谷のロープウェーが全線再開したり、世の中は少しずつ変わってきているのである。その代わり首都圏で地震が頻発しているのだけれど。
 あれこれ書いて過ごす。
 夕方小降りになって近所を散歩した。やがて止む。ほっ。
 大相撲TV観戦。トップを走る二人の直接対決があり、NHKが熱烈に応援している稀勢の里が横綱日馬富士に惨敗。さすが横綱だな。
2016.07.21  間違えられた傘
 しとしとと雨が降り続けている。
 傘を差し、近所を散歩。店に寄り、コーヒーを飲みながら、本を読む。
 昼食のカレーライスを食べてから、ふたたび外出。あちらこちらへ顔を出す。
 館内で用を済ませ、夕方戻ろうとしたら、僕の傘がない。一本だけ無署名の傘が残されていたので、この傘の持ち主が間違えて持って行ったのかと開いてみたら、骨が多いなかなか立派な傘だ。ひょっとすると間違えられて得をしたような気がしないでもない。それでも自分の傘を持っていかれた不愉快さは晴れるものではないよ。とりあえずこの傘を使うほかないか。まだ新品同様だし、充分使える。でも不快は不快。
 就寝時になってもまだ雨は降っていた。
2016.07.20  静かな花火大会
 早朝から地震。ぐっすり眠っていたのに起こされた。近頃地震が多い。あまり気分の良いものではないな。
 ときおり雨が降る晴天。変な気候。今夜は花火大会だし、洗濯物は干してしまったし、気がかりでしかたない。
 それでも、とにかくあれこれ書いて過ごす。
 夕方は晴れたので、花火を見に、海岸まで歩いて行く。波打ち際近くにビニールシートを敷いて腰を下ろし、ゆったり花火を見上げた。DJ(司会者)の声は、波音にかき消されたのか、それとも近所から苦情が来てボリュームを下げたのか、何も聞こえない。静かに花火を楽しめた。
 帰宅後、小田原は豪雨で新幹線が停まっていると聞いた。雨雲も小田原で止まってくれていたらしい。運が良かったんだね。案の定、深夜から雨になった。
2016.07.19  きちんと整理しておかなくては
 自然にじわっと汗ばんでくる陽気。
 朝食後からパソコンをたたき、ホームページを整えるなどする。
 パンの昼食を終えたところで、ぐらっと揺れた。二日前もちょうどこんな時間に地震があったよな。おかしな話だ。
 ふと長らく書き飛ばしているばかりで、原稿の整理をしばらくやっていないことに気付いた。これではいけない。きちんと整理しておかなくては。今すぐ発表できる原稿は幾らもあるから、ついつい新作の整理を先延ばしにしてきてしまったようだ。きちんとまとめておこう。
 でも今日は近所に三度も外出した。慌ただしい。これではなかなか雑用にも集中できないね。
2016.07.18  鴨長明の歌集
 酷暑。
 午前、首にタオルを巻き、衣張山を登る。そのままハイランドへ抜けると、池でザリガニを釣っている親子に出会った。驚くほど大きなアメリカザリガニが水槽にうようよしている。街中にこんな場所がまだあるのだな。
 午後、鴨長明の歌集を読む。長明は文人としてのずば抜けた才を持っていたのに、西行法師や藤原定家ほどの文人として生きる覚悟が足りない。そこが長明の歌集を散文ほどには魅力のないものにしている。惜しいと言えば惜しい。けれども最晩年さすがに腹がすわったのか、「方丈記」のような名文をものにできたのだから、悪い人生ではなかったか。なんにせよ中世の秀でた人物の一人だよね。
 あまり知られていないけど、鴨長明は鎌倉へ来て、源実朝と会っている。どんな会話がなされたのか興味は尽きないけど、歴史書には何も書いてない。残念。
 深夜、短い雨が降った。
2016.07.17  遠隔操作
 快晴。
 朝からインターネットがつながらないので、午後一時半頃地震の揺れが治まってから、電話でプロバイダーに連絡をとると、
 「こちらからモデムを遠隔操作するから、しばらく待機していてくれ」
とのこと。
 それからDVDで映画を観たりして過ごした。
 午後五時半頃プロバイダーから「直った」という連絡が這入った。ほっ。
 それからインターネットをして過ごした。
2016.07.16  メダカの餌
 しだいに暑くなる。
 源氏池のほとりで昼食の焼きそばを食う。池には蓮の紅白の花々が咲き誇ったり、莟だったり、散り初めたりしていた。
 部屋に戻り、あれこれと書く。
 夕方、メダカの餌を買いに駅前へ出た。いきなり餓え死にされても困るからな。メダカという生き物は驚くほど少食なのだそうだ。粉末を数粒しか食べないのだとか。帰宅し、すぐに餌をやると、あっさりぱくぱくと食べた。腹が減っていたんだな。当然か。
 深夜またあれこれと書いた。
2016.07.15  破れ葉と雷雨
 朝起きて、庭を眺めると、昨夜の雹でイチゴの葉などがすっかり破れ、哀れな様になっていた。
 涼しい。
 外出しようしたら、強い雨が降ってきたので、とりやめた。それからも降ったり止んだりの天気だったのが、午後一時ごろから激しい雷雨になる。かなり近いカミナリだった。
 それまでは読書で過ごし、雷が去ってから、あれこれ書く。
 雨は夕方に止んだ。
 子どもが小学校からメダカを貰ってくる。次から次へと生き物を持ち帰ってくる奴だ。ペットボトルに這入ったメダカをぼんやり眺める。メダカは元気に泳ぎまわっていた。
2016.07.14  雹(ひょう)
 晴天。
 駅周辺をぶらぶら歩く。おんめさまに寄り、美しい花々を楽しんだ。
 帰宅後大相撲中継を視る。全勝の大関稀勢の里が栃煌山に、同じく全勝の横綱白鵬が宝富士に負けた。今場所はこういう将来が期待できる実力派が活躍していて喜ばしい。優勝争いも面白くなるかもしれないと期待しないで楽しもう。
 午後七時過ぎまるで雹のような雨音。本当に雹だったのかもしれない。二時間ほどで止んだ。
2016.07.13  物書き
 雨が強まったり、弱まったり。ほぼ止んだら、アブラゼミが鳴き始める。そして汗が出る。
 午前中は読書。
 午後あれこれ書いた。
 夕方外出。
 夕食後、子どもと風呂に這入り、体を洗っていたら、湯槽に浸かっていた子どもに、
 「おとうさんのお仕事は何?」
と初めて尋ねられる。「歌人」だの「詩人」だのでは理解できないだろうと思い、とりあえず、
 「ライター」
 「文筆家」
と答えてみたのだけど、案の定なんのことだか意味が解らないらしい。それで、
 「物書き」
と言ったら、ようやく納得がいったようだ。良かった。
2016.07.12  下を向いて歩くな
 晴天。でもきのうより幾分涼しい。
 インターネットを楽しみ、長谷川四郎訳のブレヒト詩集を即行で読み終えたら、正午。
 昼食のシリアルを食べながら聞いたラジオからは、ビーチボーイズやらチューブやら、夏というよりも早くも夏休みと言いたくなる選曲が並んだ。でも、まだ梅雨は明けていないんだよな。
 食後ゆったりあれこれと書く。
 作詞家・永六輔の訃報を聞いたせいか、「上を向いて歩こう」の替え歌をずっと唄っていた。こんな歌詞だ。

  下を向いて歩いてたら 
  頭を木の枝にぶつけた
  ああ 痛い ああ 痛い
  下を向いてちゃダメ

2016.07.11  コンビニ専用
 暑い。
 朝、外を出歩くだけで、日焼けしそう。
 今夏初めての蝉が鳴いている。ヒグラシの声だ。ヒグラシが鳴くと十日ほどで梅雨が明けるという言い伝えがあるとラジオが言っていた。そろそろかな。
 土曜日に先月冷蔵庫を修理してもらった件で請求書を送付されてきたから、振込先と指定されている銀行の支店へ行くと、
 「これはコンビニ専用ですから使えません」
とのこと。何が便利で、不便なのか、知れたものではないな。そのままコンビニへ行き、払いをすませる。それからもあちこち巡り歩いた。
 午後あれこれ書く。
 夕方、大相撲中継を視た。二日目という一番空席が目立つ日の割には好取り組みが多く、土俵は充実していた。こうでなくちゃね。
2016.07.10  選挙速報
 晴天の日曜日。
 出かけるつもりだったのに、朝からまた腹痛がする。それで安静にしていることにした。ぼんやり本を読んで過ごす。
 夜は選挙速報を漫然と眺める。首相にテレビ朝日の富川裕太キャスターがしつこく質問を食い下がっていたのは、テレビ東京の池上彰キャスターのするどい質問を意識してのことだったのかな。
 結果は自民党が単独過半数にわずかに届かない勝利。さて、これから日本はどうなるのかな。
 そんなことを思いながら、腹をさすりつつ寝た。
2016.07.09  時をかける少女
 雨。それもかなり激しい。
 家に一人籠り、あれこれ書いたり、読んだりする。それだけで時間は過ぎた。
 夕方晴れる。
 午後九時たまたまテレビを点けたら、ドラマ「時をかける少女」を放送していた。この作品、いったい何度目の映像化なのだろうか。そのほとんどを観てしまっている自分も自分だが。原作は筒井康隆氏の小説。ただこれ筒井氏の代表作とするには、夏目漱石の代表作を「坊ちゃん」に、太宰治の代表作を「走れメロス」にするのと同じくらい、作家の本質とは外れた評価になるだろう。佳い作品であることはまちがいないのだけれど。
 ところが十時になっても放送は終わらない。なんと今回は十数分延長されているのだ。この連続物を一時間できっちりまとめない姿勢、特に海外などでは評判が悪いらしい。だから日本のテレビドラマはあまり外国では放送されないそうだ。もちろん僕もうんざりする。だからラストまで視ないでチャンネルを替えた。放送局としてはそれでもかまわないのだろう。最後まで視て欲しければ、きちんと一時間で収めろよ。
2016.07.08  無意味の祝祭
 曇天。少し涼しい。
 朝方散歩。海蟹とヤドカリを水中へ放してやる。
 帰宅後あれこれ書く。
 夕方、体調が今ひとつすぐれなくて、しばらく寝そべっていた。
 ミラン・クンデラの小説「無意味の祝祭」を読むと、「今でも詩人はいるのだろうか」と書いてある。いかにもクンデラが書きそうな言葉だな。ここにいますよと名乗りを上げようか。クンデラは承認してくれるかな。
2016.07.07  不在者投票
 大気が熱気を帯びている。すさまじい暑気。
 午前、駅前へ出た。市役所へ不在者投票をしに寄る。無党派の僕としては選挙区と比例代表が同じ党に投票することなど滅多にないのだけど、今回はたまたま同じだった。あとは期待に添う結果が出ることを祈るばかり。投票結果よりも選挙後の政治活動の結果がより問題なのだけど。
 午後あれこれ書く。
 七夕だから夜星を見上げた。風が涼しい。ゆかた姿の通行人をしばしば見かける。去年まではこれほど多くはなかった。これも時代の空気なのだろうか。
2016.07.06  物語る演劇
 きのうの涼しさをまだ引きずった朝。
 きのう子どもがペットボトルに入れてきた海蟹とヤドカリの動く様をぼんやり眺める。ヤドカリは砂に秘そもうとしているのか砂の近くで足を動かし、海蟹は水面から出ようとしているのか体を斜めに倒し暴れていた。
 午後になると、晴れてしだいに気温も上がってくる。女優の宮子町さんからの誘いに応じ、劇団黒テントによる歌人・山崎方代を素材にした芝居を観に行った。次々と歌をリズミカルに朗詠または合唱しながら合間あいまにセリフを挟んでゆくスタイルが、短歌を愛する者には心地好く響く。芝居の主人公にしてもらって方代も草葉の陰で喜んでいるかもしれない。
 帰宅後あれこれ書いた。
2016.07.05  海蟹とヤドカリ
 涼しい。きのうまでの熱気が夢のようだ。空はすっかり曇っている。
 あれこれ書いて過ごした。
 子どもが海から海蟹とヤドカリを拾ってくる。どうせ飼えないので、数日内には海へ戻しに行かねばなるまい。やれやれ。
 午後四時過ぎ外へ出ると、小雨が降っていた。傘を差すほどではないので自転車に乗る。そのまま出かけた先の屋内にとどまったりしたので、雨が止んでいるのに気付いたのは、八時を過ぎていたよ。
2016.07.04  南国の食べ物
 暑い。
 駅前まで散歩し、そのまま海岸まで出る。海水浴場はまだ人もまばらで、甲羅干しなどしている人達が寝そべるばかり。海で泳いでいる人はほとんどいなかった。それでもここに居ると日に焼けそうだ。
 昼食は冷汁。元は宮崎名物。さすがに南国の食べ物。暑さにうだっていたのに、食べ終わるとなんだかしゃんとした。そういえば昨晩の夕食は麦とろ飯だった。これからはこういう食事がしばらく続くんだな。まあ、良いか。
 午後あれこれ書く。
 三十分ほどの短い夕立が通った。遠雷も聞こえる。海水浴客は帰った後だったのかな。
2016.07.03  いよいよ真夏
 梅雨明けではないかと疑うほどの気候。とにかくじとっと暑い。空気の重さがきのうまでと違う。早くも梅雨寒宣言が出ても驚かないよ。
 早朝から散歩する日曜日。
 部屋であれこれ書いて過ごす。
 夕方ふたたび散歩。今度は駅前まで出る。
 帰宅後シャワーを浴びた。暑くてたまらない。パジャマも真夏用に替えた。いよいよ真夏だな。
2016.07.02  ネクタリンの日
 晴天。
 庭の植木鉢に植えたネクタリンの実が良い色合いになったところで、一つの実が何故か訳もなく落ち、ついでだからもう二つ捥いで、計三個さっそく朝食に食す。甘い。そんなに多くは生ってないから、今日だけがネクタリンの日ということになるのだろう。好い日だ。
 白昼パソコンは長々とダウンロードしていたので、その傍らキーボードであれこれ書いたり、書類を整理したりした。
 夕方は庭で屈み込み、雑草を抜いたりする。ずいぶん庭に居た気がするな。まあ、良いか。
2016.07.01  散り初めのアジサイ
 しだいに晴れてくる。
 近所では海開きの日。いよいよ夏本番の雰囲気が漂う。でもまだ泳ぐには、少し涼しいかな。屋内で冷房なしでは充分暑いけど。
 部屋に籠り、あれこれ書く。
 ムカデが部屋の中に這入り込んできたので、ちりとりに取り込んで外へ出したら、庭のアジサイの花びらが去り初めていた。季節は確実に移ろっているのだな。
 夕方、帽子を被らずに散歩に出かける。駅前まで歩いた。少し暑かったかな。

 2016年6月以前

三宅惺オフィシャルウェブサイト