百と六十
旅立つときは大抵ふと思いついたようにふらりと出るのですが、今回は別。その数日前、茨城県東海村原子力施設が臨界事故で放射線漏れを起こし、現場十キロ四方外出禁止等、大騒ぎになっていたので、一応目的地と事故現場の距離を地図でたしかめ、約六十キロと測定、ちなみに福島県は最短五十キロで栃木県は最短三十キロ以下とか、それならと予定通り出発しました。東京までがだいたい百キロだから全然気にする必要なかったのですが、同県内というだけで、近いような気になるのです。友人の中にも出かける直前までテレビを眺め安全を確信してから来た者もおりました。 その日はもちろん事故の話題がちらほら。農家の方は特に怒ってらっしゃいましたが、汚染を恐れてか、その後やっぱり野菜は売れないようですね。無理もないけど。 原子力以外の発電開発に政府予算をもっと回せないのかな。いつまでもこんな調子じゃたまらないし。
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