破産
近頃のニュースで興味深いのは、大阪に女性知事誕生、オ−ストリア右翼連立政権、野党ボイコット国会、京都で小学校内殺人事件容疑者の自殺、新潟県にて監禁九年の少女(失踪当時十歳)救出、等でしょうが、僕にとって思わず驚きの叫びをあげるほどの事件といえば、やっぱり駸々堂書店の破産です。関西巨大書店のひとつ。発表後、三店の前を通りましたが、一様にシャッターが下りて張り紙がしてあるのは寂しいものでした。 むかしは京都名所図絵をブックカバーにして、なかなか渋かった。デートの途中に寄ったり、映画の待ち時間をつぶしたり。最近は僕の本を売っていることもあるので足が遠のいていたのだけど。 京宝店では人が入れ代わり立ち代わりシャッターの張り紙の前でたむろしていた。雪が降りかねない空の下、みんな何を思っていたのか黙りこくって読んでいる。僕もしばらくその一人でした。
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