まづひとふしの
引っ越しが近付いて来て、新しい住居近辺の情報をインターネットで探っている毎日なのですが、驚いたのが風呂代で、殊に温泉は二千円以上もする所があり、さすが東京と言うか何と言うか、ともかくこれは今入っておかないと、旅立たぬ限り次いつになるかわからんというので、近所の温泉巡りを始めました。ちなみに、徒歩二十分の湯は六百円で、三十分だと五百五十円。もちろん、信州甲州とかならもっと安い。 それから、当分は近隣名物のおいしいものは食べられないだろうから、餃子、珈琲、和菓子、ラーメン、その他思い付く限り名残りを惜しむつもり。これまでは引っ越しを決心したらすぐ移動していたので、こんな暇はなかったが、今回は季節柄運送会社がたてこんでいるせいもあり、時間が有り余っているのさ。あまりありがたくない。 加えて、まだこの奈良市内名所でも足を運んでいない所があり、大正末から昭和初期の歌集をひもといては、出かけている。この時期はちょっとした奈良ブームで、当時の著作には紀行文にも羇旅歌にも奈良が多いのですね。本当は大宇陀にも一度寄りたかったし、飛鳥寺近辺から多武峯登山といきたかったんだけど、これも無理の可能性が高い。前は柿本人麻呂、後は釋迢空の歌枕。縁があれば行けるだろうけど。 ところで、先日飛火野を歩いていたら、鹿にガイドマップを食べられている観光客がいた。消化に良いとは思えないんだけど、腹に入れたがるんですね。鹿を見かけたら気を付けましょう。帰りの切符を食われかねませんよ。
鹿の角先一節のわかれかな 笈の小文
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