あ・はるふ・まんすりー・こめんと 2000年3月22日

 
  まづひとふしの

 引っ越しが近付いて来て、新しい住居近辺の情報をインターネットで探っている毎日なのですが、驚いたのが風呂代で、殊に温泉は二千円以上もする所があり、さすが東京と言うか何と言うか、ともかくこれは今入っておかないと、旅立たぬ限り次いつになるかわからんというので、近所の温泉巡りを始めました。ちなみに、徒歩二十分の湯は六百円で、三十分だと五百五十円。もちろん、信州甲州とかならもっと安い。
 それから、当分は近隣名物のおいしいものは食べられないだろうから、餃子、珈琲、和菓子、ラーメン、その他思い付く限り名残りを惜しむつもり。これまでは引っ越しを決心したらすぐ移動していたので、こんな暇はなかったが、今回は季節柄運送会社がたてこんでいるせいもあり、時間が有り余っているのさ。あまりありがたくない。
 加えて、まだこの奈良市内名所でも足を運んでいない所があり、大正末から昭和初期の歌集をひもといては、出かけている。この時期はちょっとした奈良ブームで、当時の著作には紀行文にも羇旅歌にも奈良が多いのですね。本当は大宇陀にも一度寄りたかったし、飛鳥寺近辺から多武峯登山といきたかったんだけど、これも無理の可能性が高い。前は柿本人麻呂、後は釋迢空の歌枕。縁があれば行けるだろうけど。
 ところで、先日飛火野を歩いていたら、鹿にガイドマップを食べられている観光客がいた。消化に良いとは思えないんだけど、腹に入れたがるんですね。鹿を見かけたら気を付けましょう。帰りの切符を食われかねませんよ。

  鹿の角先一節のわかれかな  笈の小文
 

 

 
  日課

 近頃は歌句を捻るのを日課としつつ、またぽつりぽつり散文も書いてます。いや、散文というより雑文ですね。なんのまとまりもないし。
 でも、こう書いておかないと、
 「最近仕事してますか」
 「少しは創作してるんですか」
 と真面目に尋ねてくる人もいるからね。この欄でもまったくふれてないし。
 まあ、去年の暮れはたしかにたいして何もできなかったけどさ。

 

 
  君が代、ふたたび

 早いもので、僕がこのページで君が代を取り上げてから、ちょうど一年が過ぎました。
 あれから国旗国歌法案が施行され、学校の卒業式は各地で混乱している様子。
 僕は自分の個人的信条を貫き通す人が好きなので、教職員や生徒の猛反発を受け自分だけ式場で朗唱した校長も、周囲全員が起立合唱するなか着席し口を噤んでいた生徒も、同様に立派だと言いたいのだけど、大抵は「文部省官僚に気兼ねして」とか「そうするのが偉いとどこかに書いてあったから」なんてのが理由で、だから何も言いたくない、どれほど例外があろうと。
 時事にふれるのがむなしいことだと知らなかったわけじゃないけれど、いささかうんざりしますね。

 

 
  来月は更新が遅れます

 失礼ながら、四月の「今月の作品」は、休載にはしないつもりですが、一日更新はできず遅れます。数日は今のままでしょう。本欄もいつもより遅いかもしれません。
 今月末から来月始めにかけて、我が愛機は運送会社の倉庫で眠り、僕も一時住所不定になるからです。メールもしばらく読みません。
 まあ、パソコンと離れるのもたまには善いかな。Macにもたっぷり休憩していただきましょう。

 

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