ビートルズ 1
ビートルズのベスト版『ビートルズ 1』が発売された。赤盤青盤四枚組で充分じゃないか、と思っていたけど、そろそろ一枚によるヒット曲集の需要ができてきたんだろう。英米一位獲得曲が中心と言う。 こういう物はどんな選曲しようと文句が来るに違いない。 しかし、それでも言いたい。 どうしてビートルズ初のNo.1ヒット「プリーズ・プリーズ・ミー」ではなく「ラヴ・ミー・ドゥ」が入るのか。調べると、「ラヴ・ミー・ドゥ」は英国メロディー・メイカー誌では十七位止まり、米国ビルボード誌では一週だけ一位に達している。一方、イギリス二週連続一位の「プリーズ・プリーズ・ミー」はアメリカでは最高三位、ちなみにその時の一位と二位は「だきしめたい」「シー・ラヴズ・ユー」でビートルズによる上位独占だった。あの有名なベスト5独占の折は五位。「ラヴ・ミー・ドゥ」の一位はその約二ヶ月後、十位内にビートルズ曲は他に無かった。納得いかない。 「ストロヴェリー・フィールズ・フォーエヴァー」「アクロス・ザ・ユニヴァース」等、一位にならなかった曲をいちいち挙げてたら切りがないのはわかっている。 しかし、『ラヴァー・ソウル』『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』から一曲も採らず、シングル曲ばかりで良いのか。 さらにいえば、英米共に一位を逃した「レディ・マドンナ」などは、日本で大ヒットした「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」に東芝EMIは入れ替えてしまっても善いじゃないか。 マライア・キャリーが一位獲得曲ばかりのアルバムを出したからって真似しなくても良いだろう。 はっきりしているのは、マライアと違い、これではビートルズの偉大さがちっとも伝わらない企画である、と云うことだ。 廃盤は時間の問題か。『Live at the BBC』のように。それなら貴重なCDになるかも。あるいは、それが狙いか?
〈追記〉 先日『Live at the BBC』は突然再発されました。はあ…。
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