近頃の漫画たち
恒例『ダ・ヴィンチ』の年間ベスト20が発表されたが、コミック部門に発行部数一位のはずの『少年マガジン』から一作もないのはどうしたことやら。「GTO」連載中断のせいか。 一転、『少年ジャンプ』から三作も。「ONE PEACE」も、「ヒカルの碁」も、こんなに上に来るのかよ。そりゃ、たしかにおもしろいけどさ。うん。 「東京大学物語」も「月下の棋士」も入ってないのは近頃の調子では当然か。どちらも連載開始時はとてもおもしろかったのに、ややマンネリぎみだしな。 連載スタート時から何故か惹かれず無視してきた「残酷な神が支配する」が大幅ダウン。あらら。巨匠・萩尾望都の作品は名作「ポーの一族」を始め、ずいぶん読んできたけど、この評判作は一巻を通読したきり。少女漫画の同性愛路線に少しあきてきたんだろうか。でも、順位が下がると、逆に「何があったのか」と興味を感じてしまう。ちょっとまた読んでみようか。 『少年サンデー』では「コナン」が「ARMS」より何故人気があるのかという謎はともかく、「からくりサーカス」と計三作、順当のランクイン。でも、「からくりサーカス」はナルミが生き返って「それじゃ『サンデー』じゃなく『ジャンプ』だよ」としらけて以来、関心が薄らいだ。(『ジャンプ』がそんなのばかりだという意味ではない)。 連載開始したばかりの「トガリ」はまだ圏外だけど、僕は注目している。死後の世界に堕ちた者が現世に戻り改めて生き直すというのは、漫画に関わらず映画にせよ童話にせよありふれた設定だけど、絵にもストーリーにも不思議とパワーがある。単純な善悪解釈とか罪意識に後退しないだろうな、という不安も。でも、大丈夫だろう。ともあれ、来年度のランクインを期待。 単行本部門なんてのもあったが、それはパス。読んだ本ばかりで恥ずかしい。
[付記] 「あ・はるふ・まんすりー・こめんと 74」に続く。
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