四月十日火曜日のランチ
昼食にそばめしと文旦を取る。どちらも始めて口にした。 そばめしとは、本来は要するに焼き蕎麦に昨晩の余り物の御飯をぶちまけて一緒に焼いただけの物だろう。これを商品にするとはナンセンス、しかしそれを実際に購入してる自分はもっとナンセンスか。 文旦は直径二十センチ以上もある柑橘類。グレープフルーツ等と同様の厚い皮。意外にうまい。 午後、バロウズ「裸のランチ」を読む。ずいぶん変わったランチだった。 どうしてそんな古臭いのを読むのかって? さあ。何かと間違えてたのかもしれないな。もう最近誰も書かない美しい書だった。いや、汚い書だった。どっちだ。同じ麻薬の本でも、ボードレール「人工楽園」なんかは本当に綺麗だけど。「きれいはきたない、きたないはきれい」ってのは「マクベス」の魔女のセリフだっけ。綺麗がなければ汚いもないのは確かだけどさ。だからどうした。 支離滅裂。 この部屋のゴミ箱に皮を捨てたから、今、文旦の酸っぱい臭いが充満している。かなり強烈。おかげで文章の調子もいつもと違うよ。すると、この文の作者は文旦かも。なんてね。
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