ゴーヤジュース(みたいなもの)
僕が沖縄食品をよく食っていたと知った方が、珍しい物をくれました。 ゴーヤジュース。 くれた人は、そう言ってまして、たしかに、ゴーヤつまり苦瓜みたいな、ちょっと濁った深ミドリ色。瓶に入っているから、また、ゴーヤというネーミングを知っているからこそ、ジュースと思えますが、ガラスコップにそそぐと、 「なんだか溝の汚水そっくり」 声に出してはいけない言葉が、つい頭をよぎる。 いかん。これでは飲めない。でも、ゴーヤの味をよく知ってるから、なおさら勇気が出ない。そもそも、あの味がする飲料水に合う食べ物って何。パン、チョコレート、ようかん、パスタ、どれも一緒に口に入れたくない。 沖縄関連なら、アオバジュースやマンゴジュースで充分でしょうに。ゴーヤにこだわるところが、商魂たくましいというか、なんと申しましょうか。 かくして、冷蔵庫の置き物となること、約二ヶ月。ついに決心して、グラスにつぎました。とにかく一度、味見しよう。ほとんど恐い物見たさに近い。いや、見たくないんだけど、捨てるには忍びない。 ごくっと一口、飲み込んで。なんだ、こりゃ。しげしげとボトルの原材料を読む。りんご、ぶどう、グレープフルーツ、ほうれん草、セロリ、エトセトラ。ゴーヤの味なんて全然しない。よく見たら、製品名も「ゴーヤミックス」。申し訳程度のゴーヤを含め、ゴーヤをイメージできる着色料を付けただけなんでしょう。 それにしても、こんな物を売り出したくなるほど、最近の沖縄ブームはすごいのでしょうか。僕が凝りだした頃は、ゴーヤなんて普通のスーパーになかったのにな。まあ、僕なんかよりずっと前から沖縄に凝っていらした方々の努力の賜物なのでしょうが。
今BGMは、内容に合わせて、「Ashibina(遊び庭)」です。これも以前は、りんけんバンドしか唄ってなかったと思うけど、最近はカヴァーするシンガーも増えてるそうで。「花」「島唄」並みに有名になることはないと思うけどね。詞が活字読まなきゃ解らないし。解らなくても、いや、ひょっとして、解らないからこそ、聞きごたえがあるのかもしれないけど。 それにしても、沖縄音楽のCDまでこんな簡単に手に入るなんて。そして、またそれを持ってるなんて。 そもそもどうして僕は沖縄に凝り始めたのだっけ。 もう想い出せないほど昔のある日、ふとそうしようと思ったから。 どうして。 それはとても大事なことだ。なぜなら、その答は、いま僕がどうしてこんな人生を送っているのかという問に対する答とほぼ同じのはずだから。 でも、そういう大事なことに限って、答えるのは難しいんだな。
ちなみに、いま書きながら食べているのは、夕張メロンELISE。こんな物もある世の中なんだなあ。メロンクリーム入りのウエハースだものね。 去年ここに書いた沖縄産紅芋ELISEからズレて、こんなところにまで行き着いちゃうんだからな。 「ELISEが好きなんでしょ」 と北海道土産にこれを選んでくれたアナタへ。48袋96本もホントにたくさん。半年を経て、ようやく半分なくなりました。おいしくいただいてます。 でも、誰か分けて欲しいと言う人いませんか。残念ですが、譲りますよ。
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