【縦書きがきちんと表示されない人の為に】
長い冬 / ロングコートの襟合わす / 誰もが心に / 厚着をしてる


 歌集「ころがる」より
 第一歌集巻頭歌。すべてはここからが始まり。
 でも誉め言葉は、別の作品に奪われ、残念無念。誉められると、「そんなに佳いかねえ」と首を傾げたくなる質(たち)だから、「出来が悪いほど」うんぬん状態なのだろうか。
 それにしても、この年はとにかくいつまで経っても寒く、四月に真冬の格好で桜に散りかかる雪を眺めたもの。我ながらどうしてまだロングコートなど羽織ってるのかと思い、けれど道行く人も皆同様の防寒着姿だから、おかしな気候だなとあきれていた。
 ちなみに1999年は、二月十五日が旧大晦(つごもり)だから、この辺が寒さのピークのはずで、どうやら暦に近い気候でした。立春はあまり春を感じなかったけど、暖冬でもあり、「長い冬」でもなかった。でも、北日本やヨーロッパは大雪だったらしい。世界は広い、日本も広い。

                      
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