木
馬
抜
き
去
る
規
則
正
し
く
あ
の
ひ
と
を
あ
や
ふ
や
な
自
分
を
乗
せ
て
【縦書きがきちんと表示されない人の為に】
あやふやな自分を乗せて / あのひとを / 規則正しく / 木馬抜き去る
自撰集「ロール・アンド・クライ」より
遊園地によく行く世代は限定されている。まず幼児から子供、その保護者は三十代まで、稀に孫を連れた老人、そして恋人たち。だから中年不在。従業員ぐらいじゃないかな。近年、中学生をちらほら見かけるのは、彼等の懐があたたかいからでしょう。どうやって手に入れてるのかは知らんが。だって親と行く歳でもないしねえ。
デートコースの定番だから、現代ではここが恋を詠むのに適した場所のひとつで、栗木京子氏の名作「観覧車」もそこをうまく利用してらっしゃる。僕もささやかな批評をこめてジェットコースターからトップスピンまで舞台様々に詠んできました。
回転木馬は、スピードはのろく、スリルに欠け、観覧車のように眺望が良いというのでもない、いつ根絶しても不思議はない遊具ですが、妙にノスタルジックな魅力をかきたてられます。大学時代何度も男女数人で遊園地に行きましたが、回転木馬に乗ろうと言いだすのは、いつも野郎どもでした。
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