【縦書きがきちんと表示されない人の為に】
ひとりきり / 埋もれた花火拾いあげ / しばしたわむれ / 真二つに折る


 歌集「ころがる」より
 むかし年長で新進歌人の某氏が「この歌が印象に残った」と一筆くれた。意外なリアクションだったが、冗談でも、からかっているのでもない、真率な感想だったのだろう。
 佳いと言われるならそうなのかもしれない。
 河原だったか海辺だったか、とにかく砂まみれの花火だった。


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