【縦書きがきちんと表示されない人の為に】
真暗な宇宙に / ぽつんと浮く地球 / おまえも仲間と / 孤独をなでる


 自歌撰「ロール・アンド・クライ」より
 幼時から天文学的知識なんてものを学んだが為に、僕の発想はすっかり宇宙的になってしまった。作歌方上どれほど意識的であったか、もう覚えていないけれど、そうした場所から僕がおずおずと生き始めたのは確からしい。
 その後も天文学の発達は目ざましく、なにか新しい発見があるたびその類の本をおもしろがっているところは、幼時と少しも変わらない。
 十代なかばまで僕は理数系科目の成績の方が良かった。どこがどう違ってこういう人生になったのか、想えば不思議なことではある。


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