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風習はこの部屋限り / お正月 / 一人テレビ見て / パンちぎる朝


 自歌撰「ロール・アンド・クライ」より
 旧家だろうが核家族だろうが正月にはその家なりのしきたりのようなものがあって、一人で暮らし始めても、そのやりかたを続けるにせよ、まるで違う数日を過ごすにせよ、その選択が一人であることの本質。それを自由の謳歌ととるか、孤独の寂しさととるかは、人それぞれ。この歌も、だから読者によって、ずいぶん受け取り方は違うんだろうな。
 もちろん、中には、一人暮らしの経験はあるが、元旦の朝を独りで迎えたことはない、という人も多いはず。僕も十年以上一人だけれど、友達や恋人と過ごしたことの方が多い。そういうときは、風習どころか、その場のノリだけですね。以前そんなのも詠んだなあ。覚えている人いますか?
 これも本当は代表作のうちには入らないんだろうね…。


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