三宅惺著『ころがる』

私信より

 短歌の世界でこれほど口語が自由に使われたことはこれまでありません。
  (中略)
 権威にいっさい媚びない、いかにも若者らしい清々しい形の歌集でした。現代の若者のイシキを導入して、確かな世界を樹立しています。ここにはもっと自分にひきつけて詠まれた青春、愛があるように思われました。
 (光栄尭夫)

◆目次◆

長い冬 / 虹の頂 / 無縁仏 / 映像の足 / 発狂ペンギン / 夏の休日 / 焼ける時 / 急げ / 約束 / 動かぬ扉
 

縦書きのため、機種によっては表記が歪みます

 
  

 
 

虹 の 頂 (抄)  

 
 
 






 
 
 
 

 







 
 
 
 
 

 
 








 
 
 







 
 
 
 
 
 
 
   

 
 
 
 
 
 
 



 
 
 

 
 
 






 
 
 
 

 
 
 
 



 
 
 
 
 
 












 
 
 

 
 
 
 
 





 
 
 

 
 







 
 
 
 














 
 
 





 
 
 
 
 

 
 
 




 
 
 
 
 

 
 







 
 
 

 
 
 
 
 





 
 

 








 
 
 

 
 
 
 



 
 
 
 
 
 

 
 
 
 






 
 

 











 
 
 





 
 
 
 

 
 





 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 





 
 

 
 







 
 
 

 
 
 








 

 






 
 
 
 
 

 

 

発狂ペンギン(末部)  

 






 
 
 
 

 
 







 
 











 

 




 
 
 
 
 
 
 

 





 
 
 
 
 

 
 
 






 
 

 
 



 
 
 
 
 
 











 
 

 
 




 
 
 
 
 

 








 
 












 
 
 
 



 
 
 
 

 

【メール掲示板より】

 
このあいだ図書館で三宅氏の著書を発見しました。
ぱらぱらとめくった印象では、とてもわかりやすかった。
あんなにかんたんでいいんでしょうか。
わかりやすいのがむずかしいのでしょうか。
短歌は初心者でわからないです。
でも、なんかよかった。


 私お恥ずかしながら三宅様の御著書を手にしたのはつい二年前のことでした。「ころがる」という本でした。ひそかに詩歌には関心篤く知識教養深い者と自負としておりましただけに、まるで聞き覚えのないこれほど才能豊かな歌人がいることに衝撃を受けたものです。
 このたび偶然このホームページを知り、以後も積極的に文筆活動を続けておられることに大変喜びを感じました。いずれ他の著書も拝読させていただきます。


私がその時「口語で短歌を詠んでいきたい」と
恐れげもなく言ったところその人が「それならこれを読むといい」と
貸していただいたのが三宅さんの「ころがる」というご本でした。
その人は「こいつはどこの結社にも同人にも入ってないから
歌壇からはけむたがられているが口語短歌を詠むなら参考にしたらいい」と
おっしゃいました。わたしはそれを読んで好きな短歌をいくつかノートに
書き出して勉強しました。あのころはただ夢中でした。


歌集届きました!嬉しい。じっくり読みます。では!

 

 御意見、御感想がございましたら、お聞かせください。
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