『月のむこうがわ』
 

★裏表紙より★frontcover

愛しい人たちは消えてゆく。さまざまな別れがある。でも僕等はそれに耐えてゆく。身近な出来事を平明簡潔に歌えば、すべてはすぐ側にある。ささやかだけれど安らぐ言葉。今世紀末から未来へ贈る一冊。

◆目次◆
はぐれ雲 / 安威川のほとりで / サボタージュ / 災厄の街 / 節分の家 / 死にゆく人 / 虹のサーカス / ハロー・グッバイ / 寒中見舞 / 虹をくぐりに / エピローグ / 心のはて / 一等星きらら / 紅抄(Kurenai-shou) / なごり雪とけた

以降、縦書きのため、機種によっては表記が乱れます

 
drawing tsukinomukougawa

 
 

はぐれ雲(抄)

 
 
 







 
 
 

 






 
 
 
 
 
 

 
 
 
 




 
 
 
 
 












 
 
 

 
 
 
 


 
 
 
 
 
 

 
 









 

 
 
 
 
 



 
 
 
 











 
 
 

 
 
 







 
 
 






 
 
 
 
 
 
 
 

 
 









 
 

 



 
 
 
 
 
 
 
 
 

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虹をくぐりに 

 





 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 







 
 
 











 
 
 
 

 
 





 
 
 
 
 
 
 
 

 
 






 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 







 

 
 
 
 
 




 
 
 
 
 












 
 
 
 

 
 
 
 
 





 
 
 
 

 










 
 
 

 
 







 
 
 
 
 






 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 







 
 
 

 











 
 
 
 
 






 

 
 
 
 





 
 
 
 

 
 
 










 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 

 











 

 
 
 
 




 
 
 
 
 
 

 
 






 
 
 
 
 

 
 
 
 







 
 

 
 
 





 
 
 
 
 

 









 
 
 

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

 







 
 
 
 

 
 
 
 
 
 




 
 

 
 
 




 
 
 
 
 

 












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【メール掲示板より】


口語なのにリズムが晴朗で美しい。天性の言語感覚の確かさを感じました。


 『月のむこうがわ』拝読しました。ひじきを水で戻すように、じんわりと心に染みる言葉。三宅さんの作品は、まさにそんな感じがしました。ふいに沸き上がってきた気持ちが、ゆっくりと心を浸すまでの時間。その間に、言葉は自分の記憶や感情と絡み合って、様々に形を変えてき、ふと気付くと寂しさが心に染みわたっている。でも、なんとなくあたたかい。そんな感じがしました。

 


無断転載は禁じます。Copyright(C),Miyake Satoru,1999

 

三宅惺オフィシャルウェブサイト